カテゴリー「Lightroom」の記事

写真のアプリケーション「Lightroom」について

2020.04.28

iPadPro 2020モデル 広角カメラの怪

iPadPro2020モデルは今のように自宅待機、自粛、という状況下では、まさに「買って良かった」一つです。

iPadPro2018を持っていたので、2020モデルに買い替えるのって?と思っている2018モデルユーザーは多いと思いますが・・・今のところ僕は良かったと思っています。理由は、、動作一つ一つがスムーズでちょっとだけ速い感じがすること。歴代iPadでもっとも速いと感じています。

2018と2020モデルの一番大きな違いは、カメラです。2020は広角レンズが付いたカメラが1つ追加されています。その他深度情報を得る部分も有りますが、、

僕が使っているiPhoneは8なので最近のiPhoneと違って広角レンズがありません。風景を撮るのにどうしても広角が欲しくなりますよね。

iPadPro2020はそういう流れから広角カメラが追加されているのでしょう。

さて、その広角カメラ、35ミリ換算で13ミリというかなりの超広角レンズです。僕が持っているソニーαで、もっとも広角なのが12-24ミリズームです。それから考えると13ミリがどれだけ広角か?分かるでしょう。

最近はiPadPro2020を持ち歩いているので、気になった風景はそれで撮ることが多いです。

iPhone系で写真を撮るとなると、Appleの標準のカメラアプリを使うか、AdobeのLightroom CCアプリからのカメラを使うか?僕の場合、この2つが主に使うカメラです。

ここ一月くらい使ってきて、iPadPro2020の広角レンズ、使うアプリによって画角が違う事に気がつきました。

200428_0007

こんな感じです。

左がApple純正のカメラアプリ。

右がAdobeのLightroom CCアプリでのカメラで撮った写真。

左右を見比べると端に写っているクルマの切れ方が違います。右のAdobeのLightroom CCアプリで撮った方がより広角レンズで撮ったようになっています。

200428_0006

レイヤーにして大きさを合わせて重ねるとこうなります。緑の枠がApple純正のカメラアプリ。同じカメラで撮っていながらここまで違っている。(傾きは僕が手持ちで撮影している為です。)

画角以外にも違っていることがあります。

200428_0003

これは2つの写真を単純にレイヤーにして重ねたところ。

つまり、ピクセル数が違っています。

Ipad2 Ipad1

拡張子がHEICになっているのがApple純正のカメラアプリ。

拡張子がJPEGがAdobeのLightroom CCアプリで撮影された画像です。

なぜ拡張子が違うか?と言うと、Apple純正のカメラアプリではHEICがデフォルトですが、Lightroom CCでは普通のカメラの場合、DNGフォーマットで撮影が出来ます。Lightroom CCがまだiPadPro2020に対応していないので、この広角カメラでの撮影時はJPEGでしか撮れません。

2つの画像データを見ると画像ファイル自体のピクセル数が違います。本来なら広く写っているAdobeのLightroom CCアプリの方がよりピクセル数が多いと考えがちですが、むしろピクセル数としては小さいサイズになっています。

標準のカメラアプリで撮ると1200万画素

Lightroom CCアプリで撮ると1000万画素

ナカナカ面白い現象ですね。

普通に考えると、本来は1000万画素で撮影されて、それをレンズ補正などして1200万画素として出力しているのが標準のカメラアプリだろうと推測出来ます。

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と言うことはオリジナルの1000万画素データを20%目伸ばししているから、2つを比べるとオリジナルの方が解像感があるんじゃないか?と思って比較したのが上の写真。

左が標準のカメラアプリ、右がAdobeのLightroom CCアプリ、それをどちらも100%拡大して比べてみました。

20%目伸ばしなのでそれほど変わらないのですが、若干、Lightroom CCで撮った1000万画素データの方が崩れてはいない感じではありますね。

今のところ、Lightroom CCがiPadPro2020に対応していないからこういう現象になりますが、アップデートされればこの差はなくなるかもしれません。(対応していないのはこの広角カメラの部分のみです。他は普通に動きます)

より広角に撮影したいと言うときは、今ならAdobeのLightroom CCアプリで撮りましょう。

 

 

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2017.02.20

Lightroom 10周年

Lightroomが10周年になったそうだ。

もうそんなになるのか〜と言うのが正直な感想。

ベータ版が出たときから使ってきたので、僕も10年使っていることになる。

バージョン1までのLightroomはカタログも1つしか使えなくて、今のようなプロが使うものではなかった。Adobeからはすべての写真家へ、という触れ込みだったけど、写真家とプロフェッショナルフォトグラファーは違う。職業カメラマンと言った方が分かりやすいけど。

いわゆる写真家にはカタログが1つでも問題はないだろうけど、プロはそうは行かない。

これではプロは使えない、と言うような要望をベータ版の時に提出したような気がする。

その後、バージョン3が出たときだったか、玄光社の方からLightroomガイドブックを出すので執筆して欲しいという依頼があって、そこからどっぷりとLightroomとのお付き合いになったというのが僕の歴史だ。

Lightroomのすごいところはこのベータ版の頃からほとんどUIが変わっていないこと。これはC1にも言えることで、C1の使いやすいUIをLightroomは参考にしていると推測している。コンセプト的にはAppleのiTunesの音楽データ管理と似ていて、iTunesをいじっていた人にはLightroomは分かりやすいはずだ。
そう言えばiTunesも最初のiPodが出たときから使っている。これが出たときは本当に驚いた。

そんな風にLightroomは良いところを取り入れて、最初から完成度がかなり高かった。

バージョン3の時に執筆してた頃、思ったのは、一度Lightroomを使ったら他のアプリケーションにはいけなくなる、ということ。その頃、僕は「Lightroomはカタログを人質に取る」と表現したものだ。>もちろん親しい人にだけしか言っていないけどね。

Lightroomを使えば使うほど、自分の写真の整理がLightroom頼みになってしまい、他に移れなくなるのだ。

Adobeはそこまで考えたのか、と当時は「世の中には頭のいい人がいるな」と驚嘆した。

Lightroomはほとんど完成状態になっていると思う。

これ以上、あとは何を入れるのか?

写真はどうなるのか?人は写真に何を求めるのか?

今週、Lightroom mobileばかり使っているけど、写真の未来はこの方向なのか?

次の10年はどうなって居るんだろう。
僕はどうしているんだろう。

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2016.08.05

Adobe CC フォトグラフィプラン(Photoshop+Lightroom)|12か月版|オンラインコード版が30%オフ

Adobe Creative Cloud フォトグラフィプラン(Photoshop+Lightroom)|12か月版|オンラインコード版がアマゾンで30%オフになっています。

Adobe Creative Cloud フォトグラフィプラン(Photoshop+Lightroom)|12か月版|オンラインコード版

昨日と今日の二日間だけ8232円で1年間使えるオンラインコードが買えます。

もし、まだLR5使っているとかで、どうしようか?迷っている人には良いチャンスでしょう。

僕も実は迷っていて、、、

もちろんAdobeCCは入っていますが、これって2台までなんですよね。

先のスレッドでも紹介したように、ノート型パソコンだけですでに3台、その他にMacProが一台と、女房が使っているMiniが2台と、かなりの数のマックが有ります。

女房は女房で別のプランに入っているので良いのですが、LRは5を使っています。これもどうにかしたいところだし、、、かと言って、フルのCCに入るほどなのか?という疑問もあり、、、

必要なのだけ入る、と言うことで現状やっていますが、二つくらいAdobeのアプリケーションを契約するとCCに入った方がお得になりますからね。

僕の方は僕の方で、常時使うのが3台なので、C1は3台まで使えるから良いけど、Adobeのアプリケーションが困ったことになっています。

ここでこれを買うべきか?悩む、、、それほど使わないMacBookでどこまで必要なのか??

自分で紹介しておきながらですが、、、笑

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2016.06.22

LightroomからInstagramへ

相変わらず忙しい毎日が続いています。

忙しい?本当に??いつも夕方頃になって、今日一日何やってたんだろう??と思うことが多いです。撮影をしていれば忙しいというのも自他共に明快ですが、撮影ではない日常で、あっと言う間に夕方になってしまいます。メールして、見積もり書いて、請求書書いて、調べ物して、、、そんな事で大切な時間が過ぎていきます。

ブログもおろそかになってしまい、すっかりここを見てくれる人も少なくなっていると思います。

なんとか頑張って書いていかないと。老後の楽しみがなくなりますからね。笑

で、今回はつい先日、アップデートされたLightroomで、そこから話題のInstagramに写真を公開出来るプラグインが出た、というお話しです。

プラグインはこちらからダウンロード出来ます。

LR/INSTAGRAM

プラグインの入れ方はヘルプなどに書いてあると思います。分からなかったらコメントください。

で、早速、LightroomからInstagramに写真をアップしてみました。

LRプラグインを使って。Lrからインスタ出来るとかなり楽だな。

Tats Yuasaさん(@tatsphoto)が投稿した写真 -

160622_0006

Instagramはけっこう前からやっているのですが、、、

最近のInstagramって昔と違って、iPhoneで撮った写真ではなく、ちゃんとしたカメラで撮った写真を上げるというのが主流になってしまい、個人的にそれは違うだろう?と思っていて、だんだん写真を上げなくなっていました。

ただ、もうそんな事言っててもどうにもならないので、だったら自分もちゃんとしたカメラで撮った写真を上げていくか、ということで今に至っています。

そんな時にLRからインスタに上げられることになったのは、かなりタイムリー。

今まで面倒でしたから。

LRに写真をストックしている人ならこの便利さがすぐに分かるはずです。

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2015.10.13

Lightroom CC2015.2.1 バグフィックス版

Lightroom CC2015.2.1 バグフィックス版が公開されました。
それと同時にAdobeからお詫びもサイトに公開されました。

Lightroom 6.2 Release Update and Apology

僕の方ではそれ以前の問題として、アップデートが出来ない状態に陥っていました。

151010_0001

何回もCreativeCloudからアップデートを表示させようと思ってもアップデートのお知らせすら表示されない。

使えないとかなり困るので、ダウングレード方法にしたがってダウングレードしたら2015.2で読み込んだ画像がエラーになってしまい、それも困った状態に、、、

困った点ではα7R IIのRAWが読めないと言うことになっていて、これでは仕事にならない。

やはり2015.2でエラーがあっても使うしかないと思って、再度インストール、、、2.1を起動後、やはり終了すると異常が発生して、強制終了。もう面倒くさいから常に強制終了でいいや、と思って使う予定でした。(2.0はすでにダウンロード出来ないので、アップデートは2.1になる)
ふと思って、以前の2015.2の対処法としての環境設定変更するやり方にしたら、なんとか正常に終了することになりました。

整理すると、僕の環境は2015.2.1ですが、デフォルトでは強制終了になります。環境設定でチェックボックスをはずすと、正常に終了出来る状態です。

僕だけかどうか不明ですが、バグフィックス版で出ているLR CC2015でも、僕のところでは正常に使えません。

念のため、ご注意下さい。
DSC03038.jpg
いやはや、今回のバージョンアップ、手こずります。。。


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2015.10.07

Lightroom CC2015.2 終了不能 その後・・・

Lightroom CC2015.2 終了不能になるトラブルですが、早速、2チャンネルのLightroomスレッドに解決法がアップされていました。

以下がそのやり方です。
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環境設定>一般>「写真を追加」画面を表示のチェックボックスをオフにする
------------------------------------------------------

僕が使っているMacBookProですが、ダウングレードが出来ないという話は昨日書きましたが、上記のやり方でLightroom CC2015.2は取りあえず使えるようになりました。ありがとうございました。
ただ、ちょっとクセというか、環境設定変更後、すぐの終了では終了不能になり、それを強制終了させて、次の起動からは正常に終了できるようになりました。一回やってダメでももう一回やってみて下さい。

さすがにネットの力はすごいですね。

僕個人ではこういうトラブル回避は発見できません。

話はちょっと変わりますが、先のオリンピックエンブレム問題でも、ネットの力を見せつけられた感じですが、問題解決能力はものすごいですが、その方向がいざ自分に向かってくると、とてもじゃないですが、個人が太刀打ちできない。誰もそれをコントロールできない。
それが新しい世界というものなのでしょう。

CF012738

久しぶりにロケにIQ280を持って出ました。
早く到着してしまったので、途中にあった神田明神をIQ280で撮ってみました。
事務所で確認していたら、、、、適当に手持ちで撮っていたので、9割方はボケブレで使い物にならず。。。何の変哲もないこの写真だけが生き残った感じ。

このところこういうスナップ的なのはα7R IIで撮っていたので、中判デジタルを使う勘が鈍りました。恐ろしい、、α7R IIは手ぶれ防止機能もついているから、適当に手持ちで撮っても写っちゃいますからね。
細部を見ていただくと分かると思いますが、やっぱり圧倒的な解像感。信じられないくらい。すごいカメラです。


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2015.10.06

Lightroom CC2015.2 終了不能 2015へのダウングレード方法

昨日、Lightroom CC2015.2にアップデートがありました。

今朝、事務所でMac ProのLightroomをアップデートしました。

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起動画面が変わったな〜と思っていたのもつかの間、終了させたらレインボーサークルが回ったままになってしまいました。何度やっても同じ。カタログのリビルトをやっても同じ。アンイストール後、再インストールしても同様です。

これ以上は仕事に支障が出るので、古いバージョンへダウングレードすることにしました。

バグかどうか?不明ですが、本国の掲示板にもクラッシュ報告があるので、僕以外でもありそうな感じですね。

同じような人にために、ダウングレード方法を書いておきます。


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デスクトップのCreativeCloudのメニューから「以前のバージョン」を表示させます。スクロールすれば出てきます。

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以前のバージョンから更に右側のメニューから以前のバージョンを選びます。

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Lightroomを探して、そこからインストールボタンをクリックすると「使用可能のバージョン」が出てくるので、そこからCC(2015)を選びます。

これで古い2015がインストールされます。新しいバージョンは自動的に削除されます。

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古い2015をインストール後は、アップデートしないように気をつけましょう。

たぶん、バグフィックスがすぐに出ると思いますが、、、

製品版でこのバグは、ちょっとお粗末かな〜。ベータテストを複数人やれば分かりそうなものだし。

以前はLightroomはベータテストを公開していたのですが、今は非公開になっています。というか、ベータテスターが居るのかどうかすらも不明です。
この前のバージョンアップでも同じような些細なバグがあったと思うのですが、以前ならそんなバージョンは公開されなかったはず。
本国の上層部は何を考えているのか不明ですが、非公開にするならするで、ちゃんとしたものを出して欲しいですね。
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2015.07.25

実践力アップ講座 第40回Lightroom CCで簡単に作品を公開しよう。

実践力アップ講座 第40回「Lightroom CCで簡単に作品を公開しよう。スライドショーとAdobe Slate」が公開されました。

お読み頂ければうれしいです。

取りあえずのところ、今回で最終回です。またバージョンアップがあった時、再開すると思います。
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2015.06.29

Lightroom 実践力アップ講座 第39回GPU支援とフィルターブラシ機能

Lightroom 実践力アップ講座 第39回GPU支援とフィルターブラシ機能が公開されました。

お読み頂ければうれしいです。小ネタがあるので参考になるかと思います。

この解説も残すところあと1回になりました。来月にまた書かないと。
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2015.06.23

GPU支援はまだまだか?

このブログでも何度か取り上げていますが、GPUを使ったアプリケーションはまだまだ課題が多いようです。
直近ではAdobeのCreativeCloudがいろいろ問題ありみたいで。

Illustrator Help /
Illustrator CC 2015 : アップデート後の表示に関するトラブル(Mac OS、Windows)

写真関係でもLRの挙動がアップデートしても直っていません。切り抜きツールでカクカクする問題ですね。これは環境設定でGPU支援のチェックを外すと正常に動作します。

ただ、GPU支援のチェックを外すと、ブラシツールなどブラシとその結果がリニアに反映されなくて、これはこれで困ります。
僕の場合、切り抜きはあきらめて、GPU支援のチェックは入れた状態で使っています。

Adobe関連だけでなく、以前はCaptureOneでもGPU支援で問題がありました。今のバージョン8.3では僕のところではまったく問題はありませんが。C1にしても、この問題はバージョン7の時代からあって、僕も悩まされた問題です。

PCのGPUがここ数年で飛躍的にその役割が高くなってきましたから、それを効果的に使う為にアプリケーションがついて行けてない感じですね。
OSのアップデートもありますから、アプリケーションメーカーは非常に負担が大きくなっているはずです。
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Adobeの方は頑張ってアップデートしてもらいたいですね。

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より以前の記事一覧