写真美術館「森山大道の東京 ongoing」
恵比寿の写真美術館が再開したと言うことで、久しぶりに行ってきました。
何ヶ月ぶり??ホント、うれしい再開です。
再開1発目は「森山大道の東京 ongoing」
森山さんか〜〜懐かしい。
東京写真専門学校に通っていた40年前、僕は森山さんのゼミを取っていました。あの森山大道さんと会える、と言うだけでゼミに出ていました。
その後、広告写真に興味が移り、、、今に至っています。
森山さんは相変わらずな感じです。40年前にあった新宿のキャンプという写真展会場を思い出しました。
ただ、その頃とは違って、後姿を撮った写真が多くなったような。そういう意味で昔ほどの熱を感じない。
それと、会場に入って1発目が唇の写真をシスクスクリーンにして大量に並べている壁なんですが、これが、まんまウォーホール。今さらウォーホールを模倣しなくても良いだろうに、、それが残念でした。
森山大道さんに何を期待するのか?
変わってないところ。それとも、変わったところ?
僕はどちらなんだろう。
会場で同世代くらいの男性がしきりに「今でも変わらずぶれてないところがスゴい」と絶賛していました。
僕は違う印象を持っていましたが。
写真展は15分くらいで見られる感じで、物足りない気持ちになり、見る予定では無かったもう1つの写真展、写真とファッション 90年代以降の関係性を探る も見てきました。
これは面白かった。
特に上の写真の服を作る過程が面白い。
会場からの帰り、妻とそれについて話しながら歩いていたのですが。。
妻の意見は全く逆。
森山さんの写真を絶賛、ファッションの写真展は全然面白くなかったと。
妻の意見は
森山さんの写真はやっぱり昔と変わらず熱を感じた。ファッションの写真展はファッション系の学校の1年生だってあのくらいやっているし、写真もそのレベル。
僕の意見は
森山さんの写真は今となってはそれに近い写真は世の中にあふれている、渋谷、新宿でストリートスナップをやっている若い人ならあのレベルは撮ってこれる。ファッションの写真展は僕にとっては新鮮で、服の作り方、発想が面白かった。
と対照的。
まあ、こういうところが面白いところなんですよね。見る人によって感じ方が違って、それを話しながらというのが。
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