時間があるときは映画を見ることが多いのですが、最近はめっきり邦画の比率が多いです。
昨晩、見たのは福山雅治さん主演の映画スクープです。
いや〜、かなり面白かった。
どうせ福山ファンの女性しか見ねーだろ、と鷹をくくって居ましたが、いやいや、なかなか素晴らしい演技です。特にプロカメラマン、出版関係者などの業界人には楽しめる内容かと思います。
最後の協力のところにキヤノンの名前がなかったような気がするのですが、劇中ではまるでキヤノンのPVかと思うくらい1Dxのアップばかり。しかも、ちゃんとボディが削れていて非常にリアルです。
乗っている車もゲレンデの2ドアショート、しかもマットブラックと通。劇中には不肖宮嶋さんも出てくるし。ロケ場所は都内で業界の人ならほとんど場所を特定できるでしょう。いや〜、よく作っています。僕は当初、偏見に満ちていましたが、見直しました。
今日になって気になったのでカメラのことを調べてみましたが・・・
多少ネタバレになるので、気にする人はここからは読まないでね。
で、劇中で使っているカメラ、福山雅治さんは報道カメラマン、その中でも週刊誌などに芸能人ネタを売るようないわゆるパパラッチ系のカメラマンということなので、仕事で使っているカメラはキヤノン1Dxです。
これはボディの機種名板がアップになるので、すぐに特定できます。最新型ではなく初代機の1Dxで、しかも使い込まれています。協力にキヤノンインク、もしくはキヤノンMJと出ていなかったと思うので、ボディ、レンズの削れ具合から想像すると、リアルユーザーからの貸し出しではないか?と思います。一番手っ取り早いのは劇中にも出演していた宮嶋さん。確かキヤノンユーザーだったと記憶していますから、そのルートという予想は立てやすいですね。
ボディは黒のパーマセルでメーカー名を消してます。が、機種名のところはあえて見せている。これの理由が分かりません。ペンタプリズムのキヤノンは見せず、ボディサイドの1Dxは見せている。キヤノンからの協力があれば、たぶんペンタプリズム部も見せると思いますが。
次に劇中でロバート・キャパの話が出てきて、その由来のカメラが最初に買ったカメラだったという下りですが、多くの映画ファンの感想サイトなどではライカと書かれているところが多いのですが、どう見てもライカではないと思って調べてみました。
僕が見た感じ、たぶんこれでしょう。
Contax II
一見、ライカに見えられますが、特にカメラ好きでない人には区別付かないと思います。
このコンタックスか、ニコンSか?ではないかな。
劇中では同じようにボディ中央のメーカー名が消されていたと思います。
映画スクープですが、写真好きの人にはかなり楽しめます。
このほかにもこの距離からこのレンズで撮るのか、と言うシーンも結構ちゃんとしています。よくある、「そのレンズでその撮影はネ〜よ」という笑っちゃうところはほとんどと言って良いくらいありません。ちゃんとプロの指導が入っていると思いました。
三脚もジッツォのカーボンだったし、雲台はアルカスイス。でも、クィックのプレートが付いていなかったような、、、
ヘンなところが気になっちゃいますね。
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