カメラマンのためのスーツケース考
さて、時間もある昨今です。
今回はスーツケースについて書きます。
先週、広島にロケがあって、その前に買ったのが無印良品のスーツケース。
それの36Lのものです。
これにした理由は、まず、安いこと。それと評判が良かったこと。評判についてはこちらを参照しました。
【無印良品スーツケース】その実力、リモワ以上と評判! サイズの目安、耐久性、クチコミまとめ
広告、エディトリアルを仕事としている、いわゆる業界人だと普通にリモアのスーツケースが多いのですが、あまりにもみんながリモアで、海外ロケなどで空港集合したらスタッフ5名のうち4人までがリモアだったとか、普通にあるのです。僕はそういうのがイヤで。と言うか、海外ロケに行くときはスーツケースをレンタルします。そちらの方が日程に合わせて大きいものを借りられるし、壊れてもユーザーが一切払う必要がないことなど、メリットが多いと思っています。海外だとなにせスーツケースは壊れます。乗り継ぎで数回乗ることが多いので、その際の積み込みもそれに応じて増えますから。
で、国内ロケ用、もしくは2,3日までの短期用で自前のスーツケースだけ、持っています。
今回はそれの買い替え。
国内だと移動は新幹線か、飛行機になります。仕事で行くわけで、荷物のほとんどは撮影機材です。僕の仕事は旅もののジャーナリストではないから、カメラマンとして雇われているわけで、それなりの撮影上がりをしないと僕の存在意義がありません。必然的に大きく、重い機材が多くなります。
料理撮影もあるとストロボもそれなりのものを複数持っていきますし、トップライトも作らないとライティングのバリエーションがありません。
建物の撮影ではシフトが出来るレンズを使います。それも単焦点レンズなので複数本必要になります。
大きく重い機材を楽に移動したい。それがコンセプトです。でも、寒暖差のある日本ですから、現地に合わせた服も必要になります。それも出来るだけコンパクトに詰め込みたい。
そこで選んでいるのが今回のスーツケースでした。
まず、機材はリュックに入れます。
Profotoのリュックです。Profoto B10デュオキットを買うと付いてくるケースですが、リュック型カメラバックとしてもよく出来ています。これにカメラ3台、レンズ5本、マウントアダプター1個、ストロボProfoto A1,B10それぞれ1台を入れます。これだけ背負うのも結構重いですが、スーツケースを使うメリットとして下の写真のようにスーツケースに付けることが出来ます。
これがProfotoのリュックのメリット。また、4輪タイプのスーツケースのメリットですね。駅の中、空港内だったらこれで楽に移動出来ます。
さて、スーツケースの中はどうなっているのでしょうか?
対角線に三脚とスタンド、ボックスライトなどを入れて、その隙間に他の機材、充電器、コード類を入れます。
衝撃防止のため、その隙間に衣類などを詰め込みます。また、フタの部分には丸形レフなどを入れています。
三脚が一番の問題です。僕が使っているのはジッツオの小型のカーボン。4段です。それのエレベータを外し、雲台も外します。そうしないと対角線上には収まりません。この状態で長さ52センチ。無印良品のスーツケースにギリギリ入ります。
それと、カーボンのスタンドが2本、トップのための金属製スタンド1本、A1用のブラケット、SDのソフトボックス1個を詰め込みます。
飛行機移動でもこの状態で預けます。
リュックは機内持ち込みにします。その際はカメラのバッテリー、ストロボのバッテリーもすべてリュックに入れて機内持ち込みします。
撮影機材を持っての飛行機移動はカメラマンによってそれぞれのやり方が違っていて、僕はこういうやり方をしています。ロストバゲージが怖いから機材は一切預けない、と言う人も居ますが、機内持ち込みの荷物が最近は厳しくなっているので、その範囲以内の機材にするのは難しくなっているのが現状です。だから小型なミラーレスにしている人も居るし。カメラは小型になるけど、レンズは大きいままですからね。
以上、カメラマンのためのスーツケース考でした。
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