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2020.03.10

Profoto (プロフォト) Air Remote TTL-S(ソニー用)使い方注意

新たな展開、と書いてから時間が空いてしまいました。

ロケが続いていて、時間が取れませんでした。

さて、Profotoのトランスミッターの続きです。

Profotoジャパンに修理持ち込みをしたところ、修理出来ないと報告を受けました。

正確に言うと、修理は出来るが、部品代と修理工賃で新品購入と同等くらいの金額になる、ということでした。

マジか・・って感じ。そんな事が、、、

実はこのProfotoのトランスミッター、僕はいくつか持っていて、オート機能のないタイプは過去に一度壊したことがあります。カメラに付けていて、不用意に持ち上げて天井にぶつけてしまい、トランスミッターのホットシュー部分から折ってしまったことがあります。その際にも修理したのですが、シュー部分は破損が多いと言うことで、それ前提に作られていてパーツも交換しやすいようになっている、と言う説明でした。その時の修理費用は1万円もしなかったような気がします。

今回も同等くらいの金額かな?と気楽に考えていたのですが、、、

このTTLオートが使えるトランスミッターは僕は買ったものではなく、Profotoのストロボを買ったときにセットとして付属していたものです。だから正確な金額を知りませんでした。調べたところマップカメラ、ヨドバシあたりでも6万円以上。またまたマジか・・って感じw

Profotoからはソニーα用のトランスミッターを使うときは付属のホットシューカバーを付けて保護してください、ということでした。

参りました、、、が、結局、修理しないこととしました。

かと言って、TTLオートなしでは困ります。オートは使わないのですが、ハイスピードシンクロ(HSS)が使えないとモデルを屋外で撮るときに自由度がありません。

前に書いたようにProfoto connectを買ったので、当座は何とかなるのですが、、、

その話を知り合いのProfotoを使っているカメラマンに言ったら、偶然、ソニーα用のトランスミッター、持っているけど使っていないので譲る、と言うことになって、僕が譲り受けることになりました。いや〜ラッキーでした。その人もProfotoのストロボをセットで買って付属してきたトランスミッターで、その後、キヤノンに戻したので、ソニーα用が使わなくなったと言うことでした。

Dsc01409

上の写真が僕の持っている3種類のProfotoのトランスミッター。

左からマニュアル発光と調光するAir Remote
真ん中がTTLオート、HSSが可能なAir Remote TTL
右が同じくTTLオート、HSSが可能なProfoto connect

このほかに調光無しでシンクロだけするものもありますが僕は持っていません。僕が持っているAir RemoteはほぼProfotoのストロボを購入したときのセット品です。今はあまりそういうキャンペーンはないですが、数年前はProfotoもかなり力を入れていたので、新品でD1Airなどを買うとバンドルされてきてた時代がありました。

Dsc01413

Air Remoteの裏側。シンクロ接点のみです。

Dsc01414

Air Remote TTLの裏側。

Dsc01415_20200310172601

同じくProfoto connect の裏側

このようにソニーαで使うにはTTLオートをカメラとストロボ間で通信するための接点がシューの前側に着いています。ソニーαの場合、TTLオート以外の信号、例えば音声マイクもこのシュー部分に付けられるので、音声信号もこの接点を使います。だから接点の金属が8カ所くらい?見えますよね。

Img_9963

これがキヤノン用のシュー部分。Profoto A1 キヤノン用を例にしました。

5個ある接点のうち、真ん中だけがストロボシンクロ信号用で、あとの4個でTTLオートなどのストロボ制御用となっているようです。

このような形式はキヤノンだけではなく、ニコン、OLYMPUSなど、他のカメラメーカーでもおおよそこの部分に接点を持っています。

すでに何度も書いているように、ソニーだけが他のカメラメーカーとは違った接点を使っている、というのがそもそもの問題点です。

で、Profotoが推奨する使い方としては、この接点部分を保護してくださいと言うこと。

ソニーα用のトランスミッターを買うとこういうカバーがついてきます。

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これをカメラに付けていないとき、例えば、移動時、カメラバックに入れているときはトランスミッターに付けましょうと言うこと。

Dsc01416

上の写真のようにして使って欲しいと言うことでした。

そうしないと、故障したときの修理代が僕のようになります。保証期間なら?と思うかもしれませんが、これは使い方の不備が原因なので保証期間でもこの接点がやられたときは保証対象にならないそうです。。。

ソニーαユーザーはホント、気をつけて下さい。

僕は今までそんな事気にせずにカメラバックに裸で突っ込んでいました。その結果がコレです。代償は大きいです。

なお、キヤノン、ニコンなどのユーザーは大丈夫です。メーカーによるとソニーを使っている人に多い故障だと言うことでした。

今回は偶然、同じトランスミッターを入手出来ましたが、それは単純にラッキーだったから。普通は6万円の出費になります。

で、考えたのですが、Profotoのストロボを使うにはAir Remote TTLを使わないようにしたら良いんじゃないか?と思いました。

先週、ロケが多かったのでどうしてもHSSが必要だったので使いましたが、その度ごとにホットシューカバーを付けたり外したりは、ロケ現場でかなりのストレスとなりました。外したまま使ってまた壊れたら、6万か・・・と思ったら使えないですよね。

そこで、便利だったのがProfoto connect

ホットシュー部分はケースに入っている状態で、常にガードされているし、ケースの出し入れもものすごく簡単。ケースはゴム製なので破損とか気にせずに使えます。慌ただしいロケ現場ではホントに楽でした。

Dsc01420_20200310172601

カワイイ外観から「どうせ使えない」と思っていましたが、AirRemoteTTLと何ら機能は変わりません。このconnectから直接、調光は出来ませんが、ブルートゥースで繋いだスマートフォンでストロボのコントロールは出来ます。

値段も比較的安いし(Amazonでは3万円台)、電池も充電式だから、AirRemoteTTLみたいにしょっちゅう電池交換しないで済みます。

ソニーαユーザーでProfotoのストロボをお使いのカメラマンならProfoto connectでほとんどの場合、問題ないと思います。

僕はヤフオクでA1にバンドルされてきたものをバラ売りしていた人から買いましたが、同様の人は少なくないと思います。ヤフオクが狙い目かな。

今回、Profotoのストロボの話が続きましたが、そのうちもう少し書き足してまとめたいかな。

コロナですっかり仕事も少ないし、気分も落ちているので、こういう書く時間には良いですね。

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コメント

いつも色々参考にさせていただいております。
Sonyのホットシューはほんとに問題です。
ホットシューカバー、ロケ撮影が多いので、バタバタしていていつか無くしそうだなとヒヤヒヤしていました。
今は以下の商品を購入して、トランスミッター本体、A1Xs本体と繫いで使用しています。
ETSUMI E-6629 [キャップホルダー フック式]
ご参考まで。

投稿: T.Yuzawa | 2020.03.11 16:56

T.Yuzawaさん、ありがとうございます。
やっぱりヒモを付けておかないとダメかな?めんどいですね。Profoto A1のソニー用も考えてみれば同じシューだから、しっかり保護しておかないと怖いですね。困った問題です。

投稿: ユアサタツシ | 2020.03.14 14:18

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