都心に住むと言うこと
事務所の近くのマンションが売りに出ていると言うことでチラシが入っていました。
45平方メートルで4000万・・・
マジか、、
港区だし、駅から10分もかからないから立地は良いけど、このマンションはうちの事務所とほぼ同時期くらいの建築。結構古いです。うちの事務所とほぼ同じ面積で4000万。1LDKだからひとり暮らしか子供無しの夫婦か、、
僕が住んでいるのは品川のマンションだけど、確かに価格が上がっていると思う。たぶん、今だったら今住んでいるマンションは買えない。良い時期に買ったから良かった、とは思うけど、じゃあ、次はどこに住むのか?というのがいつも頭の中にある。
そのマンションに一生住み続けるという選択肢もあるけど、今でも広すぎるし、月の支払いの管理費、修繕積立金が高いので、年金暮らしになった時には難しい。
だから、もっと維持費の安いところに行こうと思っているけど、今の便利さを味わっていたら、もう郊外には住めない。
事務所のある浜松町は意外と穴場なので比較的安いんだけど、それでもこの状態というのは愕然としました。
去年サンフランシスコに行ったときに感じた、街角にかならずホームレスが居るという状況。この事を最近ニュースで報じていました。なぜホームレスになるかというと、サンフランシスコの家賃が恐ろしいほどに高いからだそうで、家族で住むような広さだと35万位するらしい。毎月35万を払える人はそうそう居なくて、ちゃんとした職業を持ちながらホームレスになってしまう人が多いと言うこと。
家賃の高さはイコールその土地の価格の反映であって、マンションを購入するにも4000万〜5000万では市内では無理。それが払える人は富裕層で、普通の勤めている人ではなく、外人が多くなっていると言うことだ。
この現象は世界中で起きていて、ニューヨークもそうだし、今話題の香港でもそう。
中心部のマンション価格は高騰しています。(人気のある都市だけですが)
東京は比較的まだ安いらしい。世界的レベルから見ればだけど。
森ビルが続々と中心部を開発しているのはそれを見越してのこと。だから、新しい森ビルのマンションなんて信じられないような価格です。
それでも、十分、そこを買う人は居る。
東京もやがてはそうなるんじゃないだろうか?
先の近所のマンションが4000万なんて、安いじゃん、という時代になってしまうかも。そして、それを賃貸に出すと月20〜30万くらいの価格になってしまうかも。
そのせいか、僕の住んでいるマンションも、ここ事務所のある浜松町付近も、非日本人の人が多いと感じます。それは旅行者ではなく居住している感じで。犬を散歩させていますし。
日本は人口減少が大問題なのに、それが解決しないまま、外人の富裕層が続々と都心部に住み始めています。そのうち、サンフランシスコみたいにマンションに住めるのは外人を含め一部の富裕層、ホームレスは日本人、という構図になってしまうかもしれません。
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