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2019年7月

2019.07.30

ソニーα7RⅣ プロサービス向け展示会へ

このところ運がなく、仕事のスケジュールがうまく行きません。

それで最近はすごくヒマ。

せっかく打診のあった撮影も、偶然、その日に他の撮影があって、泣く泣くお断り、、、しかも、それが同じ日に2件も。どんだけ運がないんだ〜。

長くプロカメラマンをやっているとそういう時があります。良いときもあれば悪い時もある。

さて、そんな事で、時間があったので、ソニーがやっているソニーα7RⅣ プロサービス向け展示会へ行ってきました。

見たかったのはテザー撮影とiPadへの転送。

その他、6000万画素とか、全く興味なし。ちまたではファインダーが良くなったとか絶賛ですが、それも興味なし。

個人的には今のR3でほぼ問題ないんですよね。だからよほど変わらない限りは良くなったな〜なんて思いません。

テザー撮影に関しては1時間以上、ずーっと聞いてきました。

正確に言うと無線LANのテザー撮影なので、ワイヤレスだからテザー撮影とは言わないか。

でも、分かりにくいから、無線テザー撮影と書きます。ヘンな日本語になっていますが。

PCからの繋ぎ方は今までとほぼ同じ。カメラを無線LANアクセスポイントとして、そこに繋ぐ感じです。

多くの人が期待しているスピードですが、それなりの速さで転送はされます。でも、あくまでJPEGの2MB画像データの時だけ。

転送出来る画像データはJPEGの場合、2MBとオリジナル(6000万画素)の2種類が選べます。その他、RAWデータも転送可能です。ただ、RAWデータの転送はそれなりに時間が掛かります。僕の感想ではほぼ使えない。物撮りでよほど時間があるときに使うかも?という感じ。

現実的にはJPEGの2MB画像データを転送することになるでしょう。

PCなので、PC側アプリケーションはソニーのImagingEdgeです。

設定で、カメラ内のカードに同時記録も可能です。これは今までと同じ。

ただし、これも落とし穴があって、、、カメラ内記録を選択しての無線テザー撮影は以下の順番になります。

撮影>カメラ内記録>無線テザーで転送

これが1カット毎。

カメラ内記録は速いカードを使えば良いのですが、転送で遅くなると、次のカットも記録もしない。

カメラ内記録と転送スピード、どちらも速くないと、どちらかが足を引っ張ることになります。

その間、記録のランプは点きっぱなしに。転送のアイコンも延々と送っている表示になります。

意地悪く、シャッターを相当数切ったあと、転送が終わっていない間に無線LANをカットしてみました。

画像データはバッファにあるので、そのデータがどうなるか?

バッファに残ったデータはカメラ内記録されます。

その辺りは当然と言えば当然。何らかのエラーで転送が途切れるのは無線では良くあることで、それで撮影した画像がなくなってしまうのは致命的ですから。

僕が使うとすると、無線テザー撮影を使うときはカメラ内記録はRAW記録のみで、転送はJPEGの2MB画像データ、と言う設定をするでしょう。安心とスピードの両方を狙う感じですね。

あと、無線LANアクセスポイントとしての規格が2.4Ghzと5GHzの二つの電波を使えるようになったのがR4の売りですが、確かに5GHz帯を使うと若干速いです。PCが近くにあって、遮蔽物がないときは5GHzで問題ないでしょう。

5GHzで不安定だったとき、2.4GHzに変更するときは、一旦無線テザー撮影を切断しないとなりません。

「あ、ダメだ、、」と思っても、また設定を変えるのに切るのはちょっと面倒ですよね。まあ、規格上仕方ないのでしょうけど。

 

さて、iPadへの転送。

これは現時点ではまだ対応していませんでした。

まだ何度かiPadに繋ぐテストをしたのですが、R4のファームがまだ暫定版と言うことで、未対応でした。

発売時までにはこれも対応します。

そこで問題になるのが、バックアップ転送。

これ、僕以外のプロカメラマンの人も質問していました。

結論から言うと、バックアップ転送は期待したものではない、と言うことになります。

僕も知らなかったのですが、現時点でもバックアップ転送はα9とiPadで実現している、と言うことでそれも見せていただきました。

 

バックアップ転送とは、一回に数十枚、シャッターを押したとき、順次、全カットを送る、と言うことを指すそうです。

 

僕はこれを聞いて、? と思って確認しました。

今までは連続でシャッターを切ると、途中の画像は送らなかった、という説明。

え?そうなの???

確かに、連続してシャッターを切ると、送られてないことが多々あったので、エラーでも起きたのだろうと思っていましたが、実はそれは仕様だった、と言うこと。

まじか〜〜

で、バックアップ転送とは、その仕様をすべての画像データを送る仕様にした、ということです。

バックアップ転送と言う言葉の定義が、ユーザーとメーカーで違っていたんですね。

僕はてっきり、じゃんじゃん撮影して、カメラの電源を切った状態でも転送はされていく、という感じかな、と思っていたのですが。

ちなみにですが、カメラの電源を切った状態でも、設定すればiPad、iPhone、アンドロイドからアプリ経由で、内蔵カードのデータを閲覧する事は出来るようになると言うことです。

これだけでも十分進歩ですが。

あと一歩、バックグラウンドで自動的にiPadに転送しておいて欲しい。それがプロカメラマンが望むバックアップ転送です。

 

それと、ハッセルブラッドが新しいX1DでiPadProとUSB接続してテザー撮影が出来るようになったので、同じことをソニーαでも出来るようにお願いしました。

が、ハッセルブラッドがどうやってあの方法でテザー撮影が可能になっているのか?分からないそうです。僕と同じくiOSの仕様で、出来ないと思っていると言うこと。でも、ハッセルブラッドはやっている・・・仕様をどうくぐり抜けているのか?謎ですね。

 

以上、今日の展示会で知り得た話。

もちろん、僕の希望は伝えてきましたが、なかなか伝わりにくい話ではありますね。

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昔の写真の整理から。2006年 使っているカメラはニコンD1x。

僕も進歩がないな・・

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2019.07.27

過去の写真 データ

1週間ほど前から風邪を引いてしまい、未だに調子が悪いです。咳が出てしまう症状で、毎年、この時期にやられます。気をつけていたのですが、、、

身体の調子が悪いと何も出来ません。

仕事のないときはフィットネスクラブ行くことが多いのですが、それも出来ないし、旅行も出来ないし、おいしいものを食べに行くことも出来ません。健康でないと生きていても何の楽しみもなくなる。もちろんそうならない人も居ますが、ネガティブに思ってしまいます。

時間があったので、いつかやろうと思っていた昔の写真の整理をしてます。

と言ってもプリントやフィルムではなく、デジタルデータですが。

2000年当時、まだそれほどデジタルカメラは普及していなかったので、仕事の写真をデジタルで、と言うときはスキャニングしてました。

そういうデータがCDRに保存してあって。

Img_7191

当時は650MBのCD-Rでした。

ハードディスクはまだテラバイトの時代ではなかったので、画像データの保存はこういう光学ディスクに保管していました。

僕は最初からマックユーザーだったので、当時のファイルネームがMac独特のテキトーなファイルネームになっています。

190727_0008 190727_0009

それが今では読めなくなっていて、、、

このディスクを画像データの管理をしているLightroomに読み込ませます。

が、、、

Lightroomだと途中でエラーが出てしまい、読み込めません。

手動でのコピーでも良いのですが、中身を確認したいので、出来れば最初から画像データを扱えるアプリケーションで読み込みたい。

と言うことで、取った方法がCaptureOneです。

CaptureOneでこのCDRを読み込むとカタログにそのままコピーしてくれて、中身の表示、画像データからの作成日付などで一覧に出来ます。これを今度は一括選択してエクスポート、そのファイルをLightroom で読み込みます。

面倒くさいですが、Lightroom で途中でエラーが出てしまうよりは確実です。

 

CaptureOneとLightroom はよく比較されるし、ある意味ライバル的なアプリケーションですが、出来ればこの両方を持っていると便利です。

プロならテザー撮影はC1でやった方がラクだし、数十万点の画像データを保管管理するならLightroom の方が楽です。

アプリケーションにはそれぞれ長所があるので、それを活かした使い方をしてった方が、結果的には効率がいいです。

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2000年当時のキャットストリートで撮影したもの。懐かしい

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2019.07.24

銀座へ

銀座にある銀行へ行く用事があって、平日なのに朝から銀座へ行きました。

銀座のユニクロの近くだったので、JR有楽町からが近いのか?JR新橋駅からの方が近いのか?悩みます。結局、神橋から歩きました。

銀行の用事はお昼まで掛かってしまい、、、ま、ここ1年くらいの懸案だったので、仕方ない。

そう言えば銀座ソニーでソニーα7R4が触れるか、と思って4丁目のソニーに寄ってみました。平日だけど一般の展示では混んでいるのかも?と思ってプロサービスの方へ直行。このほかにも相談したい案件があったし。

相談案件は解決出来ず、、、

帰り際に4型を触ってきました。

ソニーα7シリーズはほぼ同じ形をしているので、渡されても感動がありません。ボディの銘板を見ないと新型なのか?も分からないくらい。良くも悪くもこのソニーのやり方が今の時流に合っているのでしょう。

いろいろな面で4型は良くなっています。6000万画素でもそれほど遅延を感じないし。むしろシャッターを押したあとの再生、そこから100%拡大も3型よりも速いです。

現行のR3を使っている人にとって、4型を買うか?と言うと結構微妙かもしれません。今でも不十分なところはほとんどありませんし。

R3を売って、R4にするのに差額が10〜15万くらいかかるでしょうから、6000万画素がどうしても欲しいと言う人には良い買い物だと思います。今のところは。

多分ですが、R4が出ても、今までのR3はそのまま継続販売されると推測しています。しかも、R4よりも10万くらい安い値付けにするんじゃないかと。持っていない人だったら値下がりしたR3を買って、差額でレンズの1本でも買った方が良いかもしれない。

まあ、これがソニー商法ですね。

同じラインはボディ形状もほぼ同じで、中身の違い、性能差は価格差になっていて、旧型も併売する。。

中古市場でも台数的には旧型は潤沢ですし、ソニーαに入ってくる人たちにとっては非常に敷居が低い。良い作戦です。

来週はプロ向けの内覧会があるようなので、時間があったら行って見ます。

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2019.07.23

ラクだ! スマートEX

月曜日、名古屋までロケでした。

主に料理の撮影でした。新幹線での移動なので、チケットを買わないと。

最近、仕事のロケにおいて、自分で移動の予約をすることが多くなってしまい、新幹線のチケットを簡単に取れないか?考えていました。以前だと、クライアントの方でチケットを購入、それを渡されるというやり方が多かったのですが。

飛行機の予約だと、国内でも、海外でもネット予約は簡単ですからね。

新幹線の予約は会社毎に分かれているようで、割に面倒です。

よく使うJR東海ではスマートEXという新しいシステムがあるようなので、そちらに入ってみました。

スイカを登録するのですが、僕の場合、スイカは二つ持っています。

今まで使っていたスイカ、これはビックカメラとビューカードが一体になっているもの。それと、Apple Watchに入れたスイカ、この二つです。

Apple Watchでのスイカは電車移動で使っているので、非常に便利なのですが、唯一、バッテリー切れの時が厄介です。知り合いの話だと、改札に入ってから切れると、かなり厄介なことになるらしい。つまり出られないから。電池がないと入った履歴さえも見られないということみたい。

Apple Watchは普通に使っている分には1日で電池切れになることはほとんどありません。が、カメラマンだと朝早い時間からロケして、戻ってくるのが夜中、と言うこともあるので、その際は切れる心配をしないと危ないです。

それを考えると、新幹線の予約に登録するスイカは、今まで通りのクレジットカード型のスイカを登録しておいた方が、リスク回避になるか、と思いました。

予約はホントに簡単。ものすごく楽になりました。

今まではみどりの窓口に行ってましたから。

予約してある新幹線の番号、何号車の何番、とかがメールで送られて来るので、忘れることもないです。新幹線の改札もスイカのタッチだけだし。

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このところ、移動ではiPadProに入れてあるアメリカのTVムービーを見ています。アマゾンprimeのムービーをダウンロードしておき、こういう移動の時みたいな時間があるときに見る感じです。ヘッドフォンはボーズのノイズキャンセルのもの。ブルートゥースなので動きも自由だし。映画を見るのにも良い音だし。

この日は後ろの席が子供だったので、結構うるさかったのですが、おかげでなんとかなりました。もう、このヘッドフォン無しでは移動出来ない。

飛行機に乗っても同じなので、今では飛行機の映画もほとんど見なくなりました。ホントに便利な時代。

ま、スイカを忘れると面倒でしょうけど。

 

そうそう、料理の撮影ですが、自分一人で機材を電車で運ぶ、と言う前提なので、かなり大変でした。極力軽くしたのですが、全重量の半分くらいがスタンド、と言う有様。スタンドが7,8本必要でした。カーボンスタンドが2本あったけど、軽いスタンドは転倒しやすいので、1,2本はちゃんとしたスタンドを入れてます。天井に貼るデフューザーやトップライトの安定には仕方ありません。

開店している店舗での撮影は、行ってみないと状況が分からないので、難しいジャンルです。昨日は営業時間内の撮影と言うこともあり、すべて撮影を優先すると言うことも出来ず。制約の中でなんとかするのがプロです。課題は今後解決していきたいです。

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2019.07.20

ソニーα7RⅣの発表

いろいろな事件があったここ数日ですが、無難な話題として、カメラの話。

ソニーから新しいカメラが出ます。

ウワサ系サイトではいろいろな憶測が出ていましたけど、結局はRの新型。

で、話題なのは画素数で、、、

6100万画素 !

ついに6000万画素が35ミリフォーマットカメラに入ってくるようになった、と言うことでかなりの話題になりました。

この6000万画素、中判デジタルではちょっと前まではスタンダードな画素数でした。

撮像素子がCCDの時代、2000,4000,6000と増えていって、最終的には僕が使っている8000万画素までCCDのバックタイプは発展していきました。

CCDの場合、大型の面積のものを作るのが非常に困難で、僕の使っている8000万画素モデルでは8枚くらいを貼り合わせていると言う話も聞いたことがあります。当然、つなぎ目があるので、そこを両方の画素から推測値を持ってきてなじませるようなことで違和感の無い1枚の写真を作ります。

ソニーは撮像素子のメーカーとしても大きく、世界シェアは50%を超えているというニュースもあります。ソニーが作ったCMOS型撮像素子が大きな面積でも作られるようになって、カメラ業界は一変しました。

中判デジタルでまず5000万画素の44×33ミリのモデルが出て、その数年後、36×48ミリで1億画素のモデルが出ました。

今年、中判デジタルで最高画素のモデルが出て、1億5000万画素。これは36×48ミリフォーマットです。

同じく今年、フジからGFX100という1億画素のモデルが発売されました。これもソニーの撮像素子を使っています。GFX100は中判デジタルでも小さいフォーマットで44×33ミリです。

そしてソニーからソニーα7RⅣの発表。

6000万画素にはワケがあります。

今年発売された上に上げた3機種、それぞれの撮像素子スペックを割り算してみます。

Phase One 150MP

14,204×10,652

53.4×40mm

GFX100

11648 × 8736

43.8mm×32.9mm

α7R IV

9504×6336

35.7 × 23.8 mm

 

面積を画素数で割ります。

そうすると1画素あたりの面積が出ます。

Phase One 150MP

70833.8052434457

GFX100

70614.5147187409

α7R IV

70872.2830308594

 

見事にほぼ同じ。

CMOSセンサーが和紙みたいに出来るとは思っていませんが、大型の面積のものをいくつかのサイズに切り出していけば、同じCMOSセンサーで数種類のカメラに使えるものが出来る、と言うことになります。

自動車の作り方が同じようにスケーラブルシャーシになっていますが、まさにスケーラブルセンサー。

非常に効率的でソニーらしい方法だと思います。

 

もう一つ面白いことが、、

α7R IVが発表されて、欲しい、と言う人と、ここまでは要らないな、と言う人の2種類に分かれました。

画素数が多すぎるんですよね。

つまりはこんなに巨大な画像データが常には必要ではない。特にプロカメラマンからはそういう意見を言う人が目立ちました。

仕事として依頼される写真で、6000万画素が必要な人はそれほど多くは居ません。

僕のような物撮りカメラマンでも、その中でも特殊な人だけです。

ほとんどは3000万画素程度もあれば十分なのです。

だから、プロカメラマンの方が、自分の仕事に使えるかどうか?見てしまうので、ここまでは要らないという感想を持ちます。

 

さて、また話が変わります。

以前こちらでも書きましたが、Phase One 150MPが出たとき、それの国内発表会に行ったときの話です。

デモをしていたフォトグラファーは博報堂の写真部の方だと記憶していますが、その方がデモをしながら言ったこと、、、

「モデルを撮るときでも横位置で撮っています。」

この言葉が非常に印象的でした。

モデル撮影は基本、縦位置で撮りますよね。当たり前です。

が、なぜ、このような発言になったのでしょうか?

これは博報堂の写真部という環境が大きいと推測しています。

クライアントから要求されるのは

「縦でも横でも使える写真」

なのです。

つまり、トリミング耐性のある画像データを求められているのです。モデルを縦位置で撮ってしまうと、横位置で使いたいときには合成しないとなりません。もちろん、広告なので、合成するのはほぼ100%なのですが、素材としての写真で横位置まであるのだったら、それが最善なのです。

1億5000万画素あれば、モデルを横位置で真ん中に撮っていても、あとからのトリミングで縦位置はもちろん、半身アップ、横位置でバナー広告、縦位置でサイネージ広告や、等身大POPまで、ほとんどカバー出来ます。

 

下の写真を見てみましょう。

Vignetteffmf

Phase Oneのサイトから借りました。

これは1億5000万画素のデジタルバックがどれだけ広いか?という見本になっているのですが、上に書いたように、実は1億5000万画素あれば、35フォーマットでトリミングするとこのくらいの自由度がある、という図にも解釈出来るのです。

そして、最初に書いた1画素あたりの面積、それがPhase One150MP,GFX100,α7R-4とすべて同じなので、Phase One150MPで撮った画像はズタズタに切られて使われても、α7R-4と同じだ、と言うことになります。

1億5000万画素はスゴいな〜

と言うのが今日の本題ではありません。

これと同じことが今度のソニーα7R-4で起きます。

つまりはトリミング耐性が今までよりも数段あるということ。

プロにとって、これは非常にありがたいことです。

今までのようにズームで寄って、ぴちぴちに撮ることはなくなります。あとでいかようにでもトリミング出来ますから。

縦位置で撮った写真をデザイナーが 横位置に切ったとしても、全然OKです。

7R-4 が出ることによって、写真が変わるでしょう。先の博報堂のフォトグラファーのように横位置で被写体を真ん中に撮っておいて、あとからいかような画角にでも変える、という方法論が主流になります。

これはα9が出て動体の一瞬を狙う、一撃必中のカメラマンが必要なくなったように、今度はフレーミングというフォトグラファーに残された特権をソニーは変える気です。

それをどうこう言っても、もう、そういう時代に入ってきたのです。

ソニーαは写真を民主化した。

今までプロだけが独占してきた数々のものがそうでなくなります。

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2019.07.12

最近のお仕事 グッズプレス2019/09号

雑誌グッズプレスの撮影から。

安東弘樹さんを撮影しました。

Img_87172 Img_8719

車の話で盛り上がって楽しかった。それ以外のお話しも面白い時間でした。

 

この号では電子タバコの特集も撮影しています。

Img_8720 Img_8721 Img_8722 Img_8723

この撮影も僕の好きに撮らせていただいたもの。ありがたいことです。

GOODS PRESS(グッズプレス) 2019年 09 月号 [雑誌]

 

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iPadProのベータテスト 中止しました。

持っていたiPadで新しいOSを入れていましたが、戻すことにしました。

そこまでは先のブログに書きましたが、戻すのがかなり厄介でした。

戻し方は検索するといくつか出てきます。どれも同じ方法ですが。

Google検索

僕は結局リカバリーモードまで戻らないとダメでした。

Img_9867_20190711171901

いくらヒマだ、と言ってもここまでは付き合いきれない。よほどこれで記事を書くとかして繋げられるような人でないと薦められないベータ版でした。

ソニーαのRAWデータを認識しないのが最も痛かった。ロケに持っていって何の役にも立ちません。

その他、起動しないアプリもありました。

アプリによっては動きがイマイチ良くないものもあります。

前に書いたようにマウスは使えるけど動きがシビアすぎて使い物にならない。

外付けハードディスクなども認識しますが、これも内部のディレクトリを表示するまでに猛烈に時間がかかる。これも現実的には使い物になりません。

このまま公開されるとは思いませんが、ここから実用的になるにはかなり大変だな、と言う印象です。あと数ヶ月で正式なOSになると言うことから考えると、今この状態はまずいなと思います。

ちまたでは新しいOSでiPadProがPC代わり、みたいな記事を散見しますが、それを真に受けると痛い目にあいますね。まあ、そういう記事書いている人はたいていがAppleの招待でアメリカまで発表会に行っている人たちなので、そういう役目なのですが。

iPadPro

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2019.07.11

最近のお仕事 SPA! 2019/0716,23合併号

SPA! 2019/0716,23合併号 「ギークロ通信」の撮影から。

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モノが到着してから構成を考えて撮影。

こういう撮影が結構好きです。

SPA!

 

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2019.07.04

iPad OS ベータプログラム その問題点

iPad OS ベータプログラムに参加しました。

ネット上でちょっと話題となっていたので、やってみました。iPadを持っていれば誰でも参加出来ます。もちろん古いiPadはインストール出来ないので無理ですが。

僕はiPadを3台持っているので(iPadPro10.5inch、11inch、iPad Air2)最初、iPad Air2に入れてみました。ぱっと見は問題なかったのでいつも使っているiPadPro2018にも入れてみました。

 

 

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ほとんど問題はない感じだったのですっかり安心していたのですが、、、

先日の大阪ロケ、いつものようにノートPCを持っていかないでiPadProで行ったのですが、1日の撮影終わりで撮影データをiPadProにバックアップしようとしたら、、、

画像データを認識しません。

JPEG+RAWで撮影、2枚のSDカードスロットで振り分け記録していて、そのうちのJPEG記録のカードは認識してコピーは出来ました。問題なのはRAWデータ記録のカードで、カードは認識しているものの、中のRAWデータを認識しません。

ベータテストなので、僕の推測ですが、ソニーαのARWファイルを認識しないのではないか?と推測しています。

焦ったのは記録されていなかった、もしくはカード自体が壊れてしまった、ということで、慌ててカメラに戻して画像を再生して見たらちゃんとみられるので一安心でした。心臓に良くないですよね。

ベータテストにはこういうこともあるから気をつけないと行けないし、それでも自己責任なので、自分で解決しないとなりません。

で、事務所に戻ってから元のOSに戻そうと思ったのですが、これが一苦労、、、

一度初期化して、バックアップコピーから戻したのですが、ベータ版のOSも一緒に戻ってしまい、再度同じことになってしまった。

かなり面倒なので、また時間を見て戻す予定です。

ベータテストをやる人はくれぐれもお気を付け下さい。

ヒマな人向けです。

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久しぶりに大阪

久しぶりに大阪でした。

例のホテルチェーンの撮影で月火と2日間。

順調に終わり2日目のお昼過ぎには解散となりました。

天候も読めないと言うこともあり、帰りの新幹線は夕方を予約。予約を早めるという手もあったのですが、このロケは最初3日間の予定で組んでいて、その時に予約したチケットを2日間に変更しているので、新幹線の予約変更はすでに1回やっています。だから次の変更は出来ず、予約キャンセル、返金、再度予約という手間を取らないとならないのです。

だから、予定通り、夕方の便で帰ることにしました。

時間があるので、大阪城まで歩いて行ってみました。

大阪へは仕事で10回以上は来ています。が、一度も大阪城に行ったことありません。いつも朝イチの新幹線来て、その夜の新幹線で帰る、みたいな感じですからね、大阪ロケって。のぞみが出来てからは本当に泊まることもなくなりました。

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大阪城に行って見て驚いたのは外国人観光客の多さ。ほぼ、僕以外は外国人という感じ。たまに日本語が聞こえると、ああ、日本の人だ、と振り返る感じ。そう、もう外国の観光地みたいな、日本から来ている人が自分以外にも居るんだな〜という、あの感覚です。

平日の大阪城だからそうなんでしょうね。

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今話題の、あのエレベーターも見てきました。

僕が行ったときは乗るのに行列が出来ていて、帰りの新幹線の時間もあったので、僕は歩いて登ることにしました。

城の内部は8階建て構造かな。その5階まではエレベーターで行けます。

階段は二つあって、登専用と下り専用なので、混雑もなく登っていけます。

城ということで、それなりの期待はあったのですが、内部は近代建築のコンクリート製。言ってみれば外観を城風にしてある博物館という感じ。エレベーターがあっても別に悪くはない。秀吉の城を忠実に再現しました、というのを期待していたのですが、そんなわけないですよね。

内部では大阪城の出来たときの時代背景などを解説しています。

歴史で習った大阪冬の陣夏の陣を思い返します。

外国人観光客はどういう感想だったんだろう??アンコールワットみたいな遺跡として行ってるなら、そうとう期待外れでしょう。かと言って、もうオリジナルに忠実に作り直すことは無理。そうなったとしても押し寄せる観光客をさばききれる大きさではないでしょう。

もちろん可能ならそうなって欲しいと思います。

ノートルダム寺院や、サグラダファミリアのような。まあ、どちらもオリジナルなのか?と言われると異論が噴出する建物ではありますが。

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2019.07.03

人間ドックの結果

先月受けた人間ドックの結果が来ました。

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こういう報告書が毎回届きます。

ここの病院で人間ドックを受けるようになって、もうどのくらいになるでしょう?4,5回目くらいだと思うので、たぶん、6,7年くらい前からだと思います。

1年に一回人間ドックを受ける、と言うことを最初はやっていたのですが、放射線の影響とか、いろいろ考えて、今は1年半くらいの間隔で受けるようにしています。

病気にならないように、という目的で受けています。多くの場合はそうですが。その心配のほとんどはガンになることでしょう。

ガンの初期段階だったら治る確率はかなり高いと、今は言われています。壮年期、30〜40歳くらいだと細胞分裂もまだまだ盛んですから、ガンになった時の大きくなる時間が短い。だから1年に一回の検診は妥当です。

僕くらいになると(50代後半)そこまで頻繁に調べる必要もないと、自分で判断しました。

その妥協点が1年半くらいの間隔。

胸部レントゲンではなくCTに寄る検査です。放射線の影響も気になります。

胃部は内視鏡検査にしています。バリウム検査では見つけられないような部分でも内視鏡検査だと見つかる確率ははるかに高いからです。ここら辺をケチる人が多いのですが、(僕も以前はそうでした)ガンになった時のことを想像すれば、その金額は天秤に掛けるまでもありません。

僕が行っている人間ドックでは半日掛けていろいろな検査をします。

いつもコメントを書かれるのは循環器(心臓)のところ。すぐに問題はないのですが、経過を観察、という感じですね。

今回は胃の内視鏡で、胃の内壁にへこみがあり、そこが気になると言うことで、細胞を切り取り、組織検査に出しました。その結果も問題なし。

この組織検査は別会計になっているので、なんだか、悪い方にとれば、気になると言って検査をすれば、結果的に病院の売り上げが上がる、という見方も出来ます。患者にとっては「なんでもなくて良かった〜メデタシメデタシ」となりますが、、、

今回、へ〜って思ったところは、、、

 

ウエストのサイズが2センチも減ったところ。

体重は変わっていません。身長は5ミリくらい減ったけど。

ゴールドジムに週2くらいでかよって、頑張っていますから。特に腹筋系の運動をやっているので、ズボンのベルトも以前よりかなり締めないとならなくなっています。それが数字によって証明されると、結構うれしいものです。

腹筋を割りたい、と思うときもあるのですが、それは大変ですし。今くらいが気持ちいい感じです。身体も軽いし、食事もうまいし。

 

フリーランスは自分の身体は完全に自己責任。

命を削って仕事をしています。

若いときはそれでも良いし、何とかなるのですが、40を過ぎた頃から病気になる人が出てきます。50を過ぎた頃、同世代の人が亡くなることに遭遇します。

僕も今まで一緒に仕事してきた仲間を何人も亡くしています。みんな死ぬほど仕事していました。

でも、死んでしまっては何にもなりません。

よく地域の検診に行っているから、とか言う人が多いのですが、僕も30代の頃、行ってました。でも、あんな検診で引っかかるようなことがあったら、もうその時は手遅れです。僕はそのレベルだと、地域の検診は思っています。

50歳よりも若いときは出来るだけ大きな病院での人間ドックに行くことをオススメいたします。

なぜ大きな病院か?と言うと、、

もし、引っかかったとき、その後すぐに病院にかかれます。病院だと紹介状が必要なのですが、そこの人間ドックを受けているからそれが不必要です。

もしガンだったら、、、一刻を争います。

病院で検査をして見れば分かりますが、検査するだけで予約がいっぱいで、1,2ヶ月先になることなんて当たり前です。検査してからもその結果を聞くのにまた予約が一月先。。。その間にガンが進行していきます。

そのタイムラグが命取りにならないように出来ることをやる。命は一度きりですからね。

皆さんもくれぐれもお身体にはお気を付け下さい。

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