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2019.06.18

ソニーα6400を試用

数週間前ですが、ソニーα6400をテストでお借りしていました。

ソニーのプロサービスに入っているので、気になる機材は1週間程度お借りすることが出来ます。目的は購入前の試用。このシステムはニコンでもキヤノンでもあります。内情を言うと、これを悪用してレンタルしないで借りた機材を仕事に使う、というセコいカメラマンも居ます。

キヤノンなんかはそこらが厳しくて、同じ機材は一度だけしか借りられません。

ソニーでも借りた後はレポート提出とかの決まりがあったような気がします。

6400は発売されてからすぐに試用貸し出しの申請をしていたのですが、全く音沙汰無しで、、、手違いで申請が行ってなかったようで、5月になってから再度申請し直して、それの順番が回ってきたのがようやく、という感じ。

人気のあるカメラはそんな感じですね。

6400は買うつもりだったのですが、1週間使ってみて、気持ちが揺らいでます。

Img_9862

そもそもがフルサイズしか持っていないので、印刷上がりが小さいと最初から分かっているカットでもフルサイズで撮るという非効率が気になっていました。印刷されて1,2センチにしかなっていなかったら、どうでもいいや、って気持ちになりますよね。

でも、フルサイズカメラだと、撮る際にピントのチェックなど、シビアに気にしないとなりません。まあ、印刷上がりが1,2センチではピンボケ写真も分からない、と言う説もあるのですが、、、そこはそれ、カメラマンとしてピンボケ写真はどんなときでもあってはならない。

で、撮影現場では神経質なのに、上がりでは分からない、という非効率なことが起きます。

だったら、もっと小型のカメラを使えば楽になる、と普通に考えます。

今回はそう思ってテストしてみました。

結果的には仕上がりはなんの問題もありません。

ただし、、、

Dsc00270

AFポイントを自分の意図通りのところに移動させるのが、このカメラだと難しい。やっぱり、α3型にあるようなジョグダイヤル式のコントローラーが無いのは瞬時に移動が出来ません。上の写真も、本来は座っている人にピントを合わせたかったのに、後ろに抜けてしまいました。

設定で何とかなると思っていたのですが、ちょっと難しいです。トラッキングを使って、中央のポイントでロックオンしてからフレーミングする、と言うことで、可能だと思ったのですが、ロックオンさせても途中にロックが外れることが多くて、結局はセンターにピントが持って行かれる、と言うことが何度も起きました。

Dsc00041

主に取材系の仕事で使った限りでは全く問題ありません。瞳AFで被写体の目に100%近くピントが合った写真が気持ちいいくらいに撮れます。最強の取材カメラだと思いました。シャッターを切ったときにフィーリングもα9よりも良いし。外部ストロボも使えるし、電池も持つし、言うこと無しです。

今はちょうどキャッシュバックキャンペーン中ですから、買う気だったのですが、、、

ソニーαのメリットでフルサイズとAPS-Cカメラ、同じレンズが使えるというのもサブカメラとしてうってつけなのです。これが他社だったり、同じメーカーでもマウントアダプターが必要だったりじゃ意味がありません。マウント口径が他社のミラーレスよりも小さいと言うのがデメリットのように言われますが、レンズを含めてすべてを小型に作れるというメリットは他が真似を出来ないことなのです。

キャッシュバックキャンペーンはまだ一月くらい先まであるので、もう少し悩みます。ここのところお金を使いすぎてるし・・・

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