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2019.04.30

ソニーα用リモコンRMT-P1BT

新発売のソニーα用リモコンRMT-P1BTが届きました。

ネット上ではいくつかリポートが上がっていますが、どれもプロ向けとは言いがたいので、自分で書くことにしました。

Img_9904

まず、僕が使っているのはこのRMT-P1BTで4個目のリモコンとなります。

写真の左から順番に買ってます。

 

一番左が最初に買ったものでとにかく安いもの、という基準で買いました。

左から2番目がインターバルシャッターを切るために買ったもの。この二つがROWAのリモコンです。

Img_9906

3番目が現在最も使っている赤外線リモコン。これもアマゾンで買いました。値段が500円程度と安かったので試しに買ってみたところ、十分使えるので今でも便利に使っています。

 

右端が今回の新製品RMT-P1BTです。

Img_9905

大きさは上から見るとこういう感じですが、横から見ると厚みがあります。3番目の赤外線リモコンはカードタイプ。

Img_9908

新しいリモコンRMT-P1BTの使い勝手はブルートゥースなので今までの赤外線リモコンやワイヤードリモコンと違って非常に便利です。赤外線リモコンだとカメラ前面にある赤外線受光部に向けてスイッチを押さないとシャッターが切れません。ブルートゥース式だとそんな事もなく、極端に言って隣の部屋からもシャッターが切れます。

これはインテリアの撮影など便利に使えるでしょう。

 

で、実際の使い勝手ですが、、、

 

ここで問題があります。

 

リモコンの問題ではなく、カメラのAF問題ですが。

 

ソニーαに限った話ではないのですがAFとシャッターの関係性が問題になります。

ソニーαの設定ですが、AF-SAF-Cの二つのシーンでそれぞれ設定が出来ます。確か初期設定ではバランス重視になっていたかと記憶しています。

Img_9912

フォーカス優先

AFで合焦してからシャッターが切れる。合焦しないとシャッターが切れない。

レリーズ優先

AFでの合焦は関係なくシャッターが切れる。とにかくシャッターチャンスを優先したい時に使う。

バランス重視 上の二つの中間設定。AFでチャレンジするが、何回かチャレンジしても合焦しない時はシャッターが切れます。

 

以上の違いです。

Img_9913

この設定はリモコン使用時にも反映されています。

つまり、リモコンからシャッターを切った時、場合によってはシャッターが切れないことや、ピンボケ写真が出来ることもある、ということです。

 

手持ち撮影ならそういう事態になった時の対処をすぐにすれば良いのですが、リモコンだと対応出来ないこともあるでしょう。例えば、高いところにカメラを設置して撮影するとか。わざわざセットしたのにリモコンからシャッターが切れない、、、ということもあり得ます。

 

そこで僕が考えた設定です。

Img_9914

RMT-P1BTには二つのカスタムボタンがあります。C1AFオンボタンです。これにカスタム設定が出来ます。が、このボタンはカメラ本体のボタンと同じ設定になります。

つまり、今、手持ち撮影でC1にカスタム設定をしていて、それを多用しているなら、リモコンのためにその設定を変更することになるので、それは現実的ではないだろうと思います。

 

僕の場合、AFオンボタンはAFONで使っていますがC1ボタンはそれほど使っていません。で、その帰りC1ボタンにカスタム設定を割り当てました。「再押しAF/MFコントロール」です。

 

この設定をすると、MFになるので、例えピンボケだろうがシャッターが切れます。

 

でも、ピンボケでは意味がない、、、

 

そこでRMT-P1BTにはピントをマニュアルで動かせる機能が付いています。

シャッターボタンの上の+-がピント位置を変えることが出来るボタンです。

AFでピントが合わなかったらC1ボタンを押してMFにして+ボタンで手動でピントを合わせ、シャッターが切れば良いのです。

 

文字だと分かりにくいので動画にしました。以下をご覧いただきたい。

注意:このサイトから見ると右が切れます。上のリンクから直接YouTubeで見て下さい。

 

いかがでしょうか?

 

結構面白くなりますよね。

 

僕は物撮りが多いので、三脚に付けていてもリモコンでシャッターを切りたい。なぜなら、後で合成する時に手でシャッターを押すと微妙にカメラが動いていて、それを合わせる手間が発生するからです。このリモコンを使えばカメラは全く動かず正確にシャッターが切れます。ピント合わせもマニュアルで正確に出来ます。

 

更にこのリモコン、iPadProなどでソニーαのアプリで無線接続した時でも同時使用出来ます。これは地味に便利。もちろん、ピントチェックはiPadProから出来ますし。

 

と言うことで、ちょっとプロ向けなRMT-P1BTのリポートでした。

 

 

 

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