なぜαなのか?
α9を買った人がぼちぼち出てきてますね。
僕もこのところの仕事ではほとんど全部α9で行っている感じです。α9とα7R IIの2台で撮影することが多いです。
さて、なぜαなのでしょうか?
α9が出てから、いろいろな人がブログ、SNSなどで他のカメラと比較しています。秒間20コマはすごいけど、オリンパスだってすごいよ、とか、画質はフジのX系だってフルサイズには負けない、とか。。。
僕がα系を選ぶ理由は、、、、
今までキヤノンで画質優先の時はフルサイズの5Dmk4、機動性や動きもので連写が必要なときは7Dmk2というように使い分けてきました。
僕の仕事では多くの場合、大伸ばしのイメージカット+細部カット、みたいな感じで、ほとんどの場合2種類のものが求められています。
だから7Dmk2だけでは不安、フルサイズも持っていくことにしてます。
ボディだけならそれほど手間ではありません。ここで問題になるのがフォーマットの違い。つまり、フルサイズとAPS-Cサイズなので、レンズの画角が違うのです。
撮影の準備の時にいつもそれが悩みの種。
スタジオ撮影なら良いのですが、ロケだと持っていくレンズで撮れる写真が違ってきて、事前の準備でそれが決まると言うことになります。
フォーマットが違う事により、2系統のレンズを用意するのは面倒だし、間違いの元となります。また、そもそもとして、フォーマットの為に焦点距離の違うレンズを買わないとなりません。
そこで、α系なら連写も解像度も1系統のレンズで行けます。
これは結果的に経済的にも有利なのです。
先の、オリンパスだってフジだってフルサイズに負けないくらいの解像感があるし、実際に問題ない、という人も多いでしょう。そう思うならその人はそれでいいと思います。
でも、少しでも高品質な写真を、求めたとき、果たしてそのカメラで行くのでしょうか?持っていないなら仕方ないにしても、高解像度のカメラがあるにもかかわらず、オリンパス、フジで行くのか?と言う問題です。
僕なら少しでも有利なカメラを持っていきます。
α系なら単純にボディを持っていくだけ。もし、オリンパス、フジのカメラを持っている人だったら、それ以外にもニコン、キヤノンを持っていくのではないでしょうか?
僕がキヤノンを使っていていつも不便に思っていたところはまさにココ。
キヤノンの場合、同じEOSでも7DみたいなAPS-Cサイズのカメラに対応したレンズ EF-Sレンズはフルサイズの5Dmk4に着きません。例えば、レストランのシェフの撮影で、たいていはポートレート用の標準近辺のレンズだけで良いのに、もしかしたら店舗の撮影をいきなり言われるかもしれない、となったら、そこで広角レンズが必要になります。その万が一のためだけに16-35ミリのズームみたいな重いレンズを持っていかないとならない。だったら7Dにして、軽いEF-Sの10-18のズームで行く、というのが今まで。でも、5Dの予備が7Dになってしまう。5Dの予備はフルサイズの同程度のカメラにしたいのが人情でしょう。とすると、5D系フルサイズが2台、7Dが1台の3台で行くのか?全部フルサイズにして、レンズが重いのを我慢するか?みたいな感じで悩みます。
キヤノンは同じマウントなのに互換性のないレンズというのがそもそもの問題。
これが同じレンズでもソニーα系を持っていくと、Canonレンズのフルサイズはもちろん、キヤノンのEF-Sレンズも付いてしまうのです。しかも、自動的にファインダーもAPS-Cに切り替わります。
これ、キヤノンだけ使っていると、そんなもの、と思ってしまうことですが、ソニーにCanonレンズを付けてみて初めてその便利さに気がつきます。
オリンパスが良い、フジだって負けてない、ってくだらないことを比べるよりも、一つのマウントで高速連写から高解像度まで賄えるシステムが他のメーカーで出来るかどうか?を評価したいですね。
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コメント
こんにちは、Canon資産でSonyとの互換性で残るのは純正以外も含めてストロボですが、CACTUS v6iis も気になります、またマウントアダプターですがMetabonesの新型MB_EF-E-BT5の進化も気になるところですね。
投稿: Taka-san | 2017.06.20 17:36