伊藤計劃 映画「虐殺器官」
仕事がヒマなときは映画を見に行くことが多いです。
今週、早めに終わる日があったので、夕方から映画に行きました。
小説がすごく面白かったので、それが映画化されるということで楽しみにしていました。
この小説、設定が素晴らしいし、その世界観がたまりません。SF好きには設定と世界観がすべてなんですよね。
映画の方はかなり原作に忠実で、台詞などは同じ部分も多いです。後日、調べると、アニメになる前にマンガがあるようで、そちらからのアニメ化というのが流れのようです。
劇中のセリフに、
「人は見たいものしか見ない」
と言うのがあって、映画に限らず、世の中すべての真理だなと感じます。
これだけ情報があふれている今、くだらないウソニュースをよく読みもせずに良く理解もせずにシェアしてしまう、もう、見たいものしか見ない、と言う典型のような症状です。
自分の信じていること、価値観を押しつけてくる人が多いのには本当に疲れます。気がつかないうちに自分もそうなっている恐れがあるところもあって、余計に滅入ることになるのですが。
物事にはいろいろな面、いろいろな見方がある、それを理解して、自分の見方が正しいのか?常に自問してみるように。そして、寛容な心で受け流す。
それが大事ですね。
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