Lightroom 10周年
もうそんなになるのか〜と言うのが正直な感想。
ベータ版が出たときから使ってきたので、僕も10年使っていることになる。
バージョン1までのLightroomはカタログも1つしか使えなくて、今のようなプロが使うものではなかった。Adobeからはすべての写真家へ、という触れ込みだったけど、写真家とプロフェッショナルフォトグラファーは違う。職業カメラマンと言った方が分かりやすいけど。
いわゆる写真家にはカタログが1つでも問題はないだろうけど、プロはそうは行かない。
これではプロは使えない、と言うような要望をベータ版の時に提出したような気がする。
その後、バージョン3が出たときだったか、玄光社の方からLightroomガイドブックを出すので執筆して欲しいという依頼があって、そこからどっぷりとLightroomとのお付き合いになったというのが僕の歴史だ。
Lightroomのすごいところはこのベータ版の頃からほとんどUIが変わっていないこと。これはC1にも言えることで、C1の使いやすいUIをLightroomは参考にしていると推測している。コンセプト的にはAppleのiTunesの音楽データ管理と似ていて、iTunesをいじっていた人にはLightroomは分かりやすいはずだ。
そう言えばiTunesも最初のiPodが出たときから使っている。これが出たときは本当に驚いた。
そんな風にLightroomは良いところを取り入れて、最初から完成度がかなり高かった。
バージョン3の時に執筆してた頃、思ったのは、一度Lightroomを使ったら他のアプリケーションにはいけなくなる、ということ。その頃、僕は「Lightroomはカタログを人質に取る」と表現したものだ。>もちろん親しい人にだけしか言っていないけどね。
Lightroomを使えば使うほど、自分の写真の整理がLightroom頼みになってしまい、他に移れなくなるのだ。
Adobeはそこまで考えたのか、と当時は「世の中には頭のいい人がいるな」と驚嘆した。
Lightroomはほとんど完成状態になっていると思う。
これ以上、あとは何を入れるのか?
写真はどうなるのか?人は写真に何を求めるのか?
今週、Lightroom mobileばかり使っているけど、写真の未来はこの方向なのか?
次の10年はどうなって居るんだろう。
僕はどうしているんだろう。
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