ISSの復活
今週、納品が終わってひと段落したので、かねてよりの懸案だった、ビューカメラ用レンズをどうするか?という案件に着手しました。
ビューカメラで使ってきたのはここで何度か書いているISSという機材です。
これはレンズシャッターを自動化するフィルム時代からある機材なのですが、ビューカメラでもPhase Oneデジタルバックを使うようなカメラマンだと今でも必要だし、あるとないとでは大違いなくらい便利な機材なのです。
ISS本体が故障した話は書きましたが、ビューカメラでの撮影はあるので、なんとかしないとなりません。
で、電子シャッターから手動シャッターにレンズを戻しました。
僕は電子シャッターにしてから長いので、手持ちのレンズが電子シャッター用のボードに付いていて、普通のリンホフボードを持っていないのです。
で、まず、リンホフボードを買いに行くところからです。
銀一のココというお店では今でもフィルム関連の商品を多数扱っているので、助かりました。
久しぶりに出したビューカメラ用レンズ。こんなにあったと言うことさえ自分でも忘れていました。デジタルになる前までは4×5が僕のスタンダードカメラでしたから。焦点距離も細かく持っていました。
今では売るに売れないくらいの品ですが。
取り外したISSのシャッターをヤフオクで処分しようと思って、念のため動作確認をしました。
なんと言うことでしょう!
動きました。
と言うことで、せっかく取り外したレンズをまた電子シャッターに戻しました。
ちょうど、今日からこれを使う撮影が入ったので、本当にラッキーでした。これがあるとないとでは雲泥の差です。電子シャッターなので、最小1/10段刻みでの露出を調整できます。必要かどうかは別にして、出来るのと出来ないのではまったく違うのです。
手でシャッターをセットするのと比較して、圧倒的に繰り返し精度が高いのです。当たりまえですが。
一度はダメだった機械なので、たぶん、そうは持たないのではないかと思います。でも、当座、これを壊れるまで使っていきます。
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