フジ GFX 50S これはかなりヤバいかも?
昨日ですが、フジGFXのプロ向け発表会に行ってきました。
招待されていたのはJPS、APAなどの写真団体会員と、メディア関係プレスです。
会場はかなり狭くて、もう空席もなくなるくらいビッシリ。去年のXT2くらいの会場だったらよかったのに、、たぶんこちらの方が安いですよね、それと、それほど人が来るとは思っていなかったのかも。
で、問題のカメラですが、、、、
これはかなりよく出来ていました。想像以上。
外観がダサイので、いかにもプロトタイプぽくて、中身もダメかなと思っていたら驚きました。
ピントが合う。当たり前ですが、中判デジタルでピントが合うのは使った人なら驚きます。ポートレートで画面の端に顔を持ってきてもそのままのフレーミングで顔にピントを合わせて撮影していけます。しかも精度が高い。今まで中判デジタルではさんざんこのピントを合わせる問題でいろいろな技術を持ってきたのですが、確率的にまだまだ35のようにはなっていません。それがミラーレス中判になってその問題はあっけないほど簡単にクリア。
他の操作性もダメじゃないの?
そう思っていましたが、基本、Xシリーズと同じようなことは出来るので、ほぼ問題はないですね。
問題と言えばテザー撮影。
これは専用ソフトを使ってデモしていましたが、作りとしては35メーカーのレベルには達していませんが、繋いで撮るだけならそれでも十分。Windows用だけですけどね。
Lightroomのプラグインも出る予定ですが、こちらは会場にはなくて、、、でも、説明を読むとカメラの操作までできると書いてますね。これはひょっとしたら、、
RAWファイルですが、1枚112MBと恐ろしくデカいので、理由を探ったところ、14ビットの非圧縮なので、この容量になってしまうようです。Phase OneなどはIIQformatで圧縮ファイルですから、1億画素のモデルでも100MBオーバーくらいですから、それと比較すると、今後いろいろな面で使いにくさはあるかもしれません。
あと、ハッセルHシリーズのレンズ、フジブランドはすべて使用出来ると確認してOKと言ってます。ハッセルブランドのものはフジが製造しているのですが、動作確認をできる限りやった現状では、使えると言うことです。ただ、AFユニットの中に関してはハッセルの方から開示がないので、AFは出来ない。
更に、ストロボシンクロがレンズシャッターなので全速同調するというのが驚きました。
もう、フォーカルプレーン・シャッター内蔵ですから、更にこの時点でレンズシャッターも対応していることになってしまいます。
シャッターで言えば電子シャッターも搭載ですが、これ、先幕だけを電子シャッターにしても1/125までシンクロします。すべて電子シャッターだとシンクロしませんけどね。それでも助かる局面多いと思います。
いや〜ビックリしました。
ペンタ645Dの時以上、いやその倍くらいの衝撃。フジが大政奉還と言い切るだけのことはあると感じました。
すごい時代がやってきますね。
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