Phase One XF 機能アップデート#3
Phase One XF のファームウェアアップデートがありました。
早速持っているXFを更新してみました。
ファームウェアアップデートですが、更新データをダウンロード、それをCFカードにコピーして、そのCFカードをPhase OneデジタルバックIQシリーズに入れて、背面液晶のメニューから更新するというやり方です。
XFカメラシステムになってから、カメラ本体のファームウェアアップデートは付いているデジタルバックからアップデート出来るようになりました。これはこれで便利なことですが、、、
XFカメラボディに古いIQシリーズを付けていると、ちょっと戸惑います。最新型のXFカメラボディにIQ3シリーズのデジタルバックとはメニューからアップデートは違うやり方になるようです。
最新型をお持ちの方はWEBサイトのやり方で問題ありません。
僕のようにボディだけ新型をお使いの人は、デジタルバックからのファームウェアアップデートは、メニューの一番上の「XFメニュー」からファームウェアアップデートを選択するのではなく、
最初のメニュー画面を下にスクロールして、一番下から2番目にある「ファームウェア」を選択します。
新型と同じ方法だと、「更新データがありません。」とアラートが出てしまい、先に進めません。
僕の推測ですが、これまでのファームウェアの更新データの拡張子が違うので、最新型とは違うアプローチが必要になっているのではないか?と推測しています。
このやり方で更新は可能です。
早速、更新後のテストをしてみました。
最も大きい目玉はProfotoAirによってTTLオートでProfotoが使えること。また、ProfotoAirを内蔵しているので、ボディ側からProfotoAir対応のストロボは出力、スイッチ、モデリングスイッチなどがリモート操作できるようになったことです。
元々、XFカメラボディにはProfotoAirシンクロは内蔵されているので、トランスミッターは必要なく、ボディだけでProfotoAirの発光が出来たのですが、ファームウェアアップデート後はその上更にTTLオートでシャッターを切るだけで適正露出で写真が撮れることになります。
小型の35タイプ、ミラーレスなどでメーカー純正のストロボを付ければ、そんなの当たり前に撮れるのですが、このプロ用中判デジタルで、それと同等のことが出来るようになったのは、画期的とも言えます。
テストしてみましたが、ビックリするくらい適正に撮れますね。
ただ、このシステムの恩恵を受けるのはXFカメラボディ、IQ3シリーズ、または2シリーズのデジタルバック、ProfotoAir対応のProfotoストロボをすべて持っている人だけです。
僕はなんとかこの基準を満たしていますが、、、かなり敷居が高いと言えます。
ただ、今後の写真家、特にプロフェッショナルフォトグラファーはこれを駆使して撮影してくるはずなので、このシステムでなければ撮れない写真で勝負されると、持たざるものはどうしようもなくなりますね。
先日のProfotoの新型ストロボ発表会でもそうでしたが、新しい機材によって出来る写真が変わります。良くも悪くも、機材に左右されるのが写真です。
これから徐々に機材を買いそろえていくという若手写真家なら、そういったことも頭に入れて、ストロボはProfotoを選んでおく、というのは良い選択になるでしょう。
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