原美術館 「篠山紀信×原美術館=快楽の館」へ
原美術館で先週末からやっている「篠山紀信×原美術館=快楽の館」へ行ってきました。
すべてヌードの写真、すべて今回の展示のために撮り下ろしたものだけです。
ちょろっと見た人の批評などを読んだのですが、、、写真家の人は絶賛、そうでもない人はそうでもない印象のようです。
僕はかなり面白く感じたし、興味深かった。
ほとんどの写真が、撮影現場の近くに展示されているので、その場でどこからどういうアングルで、カメラは何を使って、レンズは何ミリで、ライティングはどうやったか?という推理をすることが出来るのです。
写真はほとんどが大判にプリントされているので、モデルの等身大くらいになっています。
一時話題になった、モデルの瞳に映り込んだ光源とかレフとか、それを見るのも楽しいし。篠山紀信ファンなら懐かしいシノラマ様式の展示も楽しいでしょう。
自分がこれと同じものを撮るとしたら、どうするか?
それを考えると、どれだけレベルが高いことをやっているか?分かるでしょう。分からない人はアマチュア。
それにしても、モデルのレベルが高い。ヌードになれて、しかも容姿がいい。お金の問題ではないですね。
本当に素晴らしいプロジェクトでした。
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コメント
こんにちは。
湯浅さんの記事を読んで昨日私も見に行ってきました。
おっしゃる通り、とてもワクワクさせられる展覧会でした。
どの位置から狙ったとか、どんな機材を使ったか、どんな後処理をしたか、推理しながら見るとワクワクして楽しかったです。
二周回して見てしまいました。
個々の作品も、さすがモデルの配置も絶妙だし、非現実の世界に自分もお邪魔させてもらっているような臨場感がありました。
帰りに図録を買おうかと思ったのですが、値段が結構したのと、この展覧会はライブで見るべき内容なんだと自分に理由づけしてパスしました。
チラッと見たら展示されていない写真も結構あったので、もしかしたら図録だけ買いに行くかもしれませんが…
投稿: サカキトシミチ | 2016.09.23 03:31
サカキトシミチさん、ありがとうございます。
見方によると思うのですが、フォトグラファーとして見るとかなり面白いですよね。一緒に行った僕の女房は辛口の評価でしたが。。。篠山紀信さん自身の写真展としては数年前のオペラシティでやった篠山紀信展が最高じゃないかというのが彼女の意見。確かに、、、
今回のは企画展として面白かった。そういう感じですね。
投稿: tats | 2016.09.24 15:51
湯浅さんの記事で始めてシノラマというのを知りました。
きっと一番奥の部屋に展示してあった複数の女性を樹の下で撮ったのがそれですよね。
圧巻でした。
またまた勉強させてもらいました。
投稿: サカキトシミチ | 2016.10.24 15:10