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2015.12.06

ソニー・イメージング・プロ・サポート

ソニー・イメージング・プロ・サポートに入りました。

ソニーのα7R IIを買う前から、ソニーのカメラを買うならプロサポートに入ろうと思っていました。

理由は、、、、

僕の仕事は主に商品撮影が多いのです。

絞りを絞って、商品の隅々までピントを合わせての撮影が必然的に多くなります。

結果、デジタルとなった現代、何が必要か?というと、定期的なセンサー清掃なんですね。

最初、ニコンのD1を買って仕事をしていた時代、ニコンのサービスセンターが浅草にしかなくて、わざわざ浅草までセンサー清掃の為に行ってました。
ほぼ半日がつぶれます。

まとまった物撮りの仕事の前には行くようにしていたので、そりゃあもう、面倒で、、、

その後、銀座にニコンが出来たので、多少はよくなりましたが、その時にはすでに主軸はキヤノンに移っていましたから。

プロサービスというものは35タイプのカメラメーカーがプロカメラマン対象に修理などの特別サポートを準備しているシステムです。会員登録が必要で、会員になると、修理代金の割引、修理期間中の代換え貸し出しなど、便宜を図ってくれます。

そもそも、僕はフィルムの時代にはプロサービスに入っていませんでした。

35ミリカメラでの仕事が少なかったためです。使うカメラは中判以上でした。だからデジタルになってからプロサポートに入りました。僕のように、古いカメラマンでスタジオ撮影が主軸の人は35ミリカメラはほとんど使っていないので、プロサポートとは無縁の人が多かったと思います。

フリーになって、その後、時代がデジタルになって、僕もプロサポートに入るようになりました。最初はキヤノン、その後、ニコンにも入りました。だからソニーに入ったのでこれで3つ目ですね。

3つのメーカーに入ったので、それぞれ対応がいろいろなところが面白いところです。

キヤノンはフィルム時代から使っていたし、窓口の人とも顔見知りだったので、すんなりプロサポートに入れましたが、ニコンの時はかなりイヤな思いをしました。プロであるかどうか?メーカーは判断しないと行けないので、やっている仕事の証明をするのですが、フォトグラファー名が記載されている資料がない人だと、結構大変です。つまりやっている仕事に依ります。雑誌をやっている人ならカメラマン名はたいてい出ていますから、駆け出しでない限り、雑誌を数冊は用意できるでしょう。
僕の場合、当時は雑誌の仕事が少なかったので、広告の仕事だと、カメラマン名が出ることはありませんから、その証明が大変でした。
ニコンのプロサポートの受付で、事情を話したのですが、スケジュールを言え、ということで、日々のやっている仕事のスケジュールをそこで説明して、ご納得頂いた記憶があります。

さすがニコン、と言う気持ちでした。嫌みな言い方で。

このプロサポート、メーカーにとっては諸刃の剣なんですよね。

カメラマンからすれば、こんなに仕事しているし、そのメーカーのカメラも使っている、愛着もあるわけで、俺がプロサポートに入れないのはおかしい!と勘違いする人が少なからず居ます。

入れれば良いのですが、断られると、それまでのメーカー愛が一転して、恨むようになります。アンチの誕生ですね。

何人かそういうカメラマンを知ってます。

プロサポートがあるのはニコンとキヤノンだけでしたから、スイッチしやすいんですよね。(あくまでも以前の話、現在はソニーを始めいろいろなメーカーが持っています)

ソニーの話に戻りますが、センサー清掃がα7R IIのネックです。

α7R IIのレンズを外してみれば分かりますが、センサーがむき出しです。レンズ交換式だから、使うときはレンズを付け外しします。その度に、むき出しのセンサーが出るわけで、ゴミが付きやすいと、個人的に推測しています。野外で雨天の時にレンズ交換するとなったら、かなり神経質にならないと怖いです。

センサー清掃をメーカーのサービスステーションに持っていけばすぐ出来る、と言う態勢ならまだ良いです。
ソニーのサービスステーションは僕が知っている限り都内1カ所。電話して聞いたらセンサー清掃するには予約して欲しいという話。

キヤノンを使っている人なら、それがどれほどの衝撃か、分かりますよね。

キヤノン、ニコン、ソニーと使ってきて、もっともセンサー清掃に力を入れているのはキヤノンです。プロサービスに入っていれば、すべて無料。当然予約もいりません。

ニコンはその点、有料。1台1000円かかります。その代わり、自分でセンサー清掃できるソリューションを用意しています。その点がニコンぽい。

どちらも銀座のプロサービスに持っていけばやってくれます。

ソニーがプロサービスをやるのなら、やはり同等のサービスを期待します。

まあ、そんな事言ってられるのも都内だからなんですよね。地方の人はどちらにしても東京送りになるわけで。だからニコンのように自分で出来る方法を用意しておくというのは理にかなっています。

α7R IIの場合、ボディ内手ぶれ防止装置も付いているので、他のカメラに比べて更に自分ではやりにくいものとなっていると想像しています。

この辺りを解決してくれないと、プロがα7を使っていくのは限界があると思います。

銀座のソニーまでうちから歩いて15分くらいだから、僕はいいや、って言う問題じゃないんですよね。
ソニーはプロにたいしてどういうスタンスで行くのか? ここ数年は注目していきたいです。
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