α7R IIはスタジオ撮影に向かないか?
ちょっと気になるブログがあったので、こちらで僕なりの感想を書いてみます。
それはここでも何度か取り上げているケント白石さんのブログです。
ご友人のPhotographerがスタジオ撮影でα7R IIをお買い上げになって、やはり使いにくいと言うことでケント白石さんにお譲りになったという件が書かれています。
ケントさんのこのブログはアクセス数もあるし、非常に影響力があるブログです。
少なくとも僕のこのブログの100〜1000倍くらいはあるでしょう。
なので、α7R IIがスタジオ撮影に向いていない、という情報が一人歩きしてしまうのが、怖いなと思ってここで書いておこうかと思いました。
本来ならケントさんのブログにコメントするべきでしょうけど、プロカメラマンは読まなくても結構と書かれているし、反論めいたことを書くのも、余計な摩擦が起きるだけでしょうし。なんにせよ、ケント白石さんは僕が尊敬もしているフォトグラファーでもありますから、心証を悪くしたくないというもの大きいですが。
で、本題ですが、α7R IIはスタジオ撮影に向いています。少なくとも僕はそう思っているし、僕の知り合いの複数のフォトグラファーもそう思って実際に使っています。
僕はPhase Oneも使っていますが、ある意味、α7R IIはミニデジタルバックです。デジタルバックとはセンサーむき出しのデジタルカメラで、取り付けるカメラによって、いろいろなシーンで使えるのが利点ですが、α7R IIはまさにそれのミニ版。35タイプのデジタルバックといっても過言ではありません。
特にスタジオではCaptureOneとテザー撮影することによって、まるでPhase Oneと同じかと思うくらいの使い勝手になります。撮影された画像も、中判デジタルと遜色はありません。もちろん画素数、階調は違いますが。
何をもってしてスタジオ撮影に向かないと判断されたかは不明ですが、α7R IIの名誉のためにも、そんな事はないと断言いたします。
使い方によっては中判デジタルの存在価値さえ危うくするほどのカメラです。
今後、キヤノンからもフルサイズのミラーレス一眼が出てくるかもしれませんが、その時が時代のターニングポイントになると思っています。
α7R IIは必ずしもメリットばかりとは言えないし、オールマイティでもありません。ただ、今までのミラー式一眼レフには難しかったメリットはあります。
ケント白石さんのブログの影響力からすればこんな事書いてもへの突っ張りにもならないのですが、、、1つの意見ばかりでは無いと言うことを知っておいて欲しいと思います。
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