ソニーα7R2のRAWデータは圧縮ファイルだけど
ソニーα7R2のRAWデータは圧縮ファイルと言う話はカメラオタクの間ではよく知られた話です。
プロカメラマンの中でもこのRAWファイル形式にはいろいろこだわりがある人が居て、キヤノンはダメでニコンでなければ、という人の自説は、ニコンでは非圧縮RAWが選べる点を挙げられます。
35タイプのデジカメではバックタイプと違い、ほとんど14ビットです。中判デジタルだとこの点が16ビットなので、この点が圧倒的な違いになるのですが、35タイプでの選択になると、ビット数ではなく、圧縮度合いに注目集まるのは仕方ないところでしょう。
キヤノンのように、圧縮RAWしか持たないところは、その差はほとんどないという意見だと思います。
ニコンはそこで、違いはほとんどないかもしれないが、ユーザーニーズがあるのなら取り入れる、と言う姿勢だと思います。ニコンの場合、同じRAW形式でも12ビットと14ビット、更に可逆圧縮と非可逆圧縮、そして非圧縮と、かなりの選択バリエーションがあります。
昨日、FBで気がついたのですが、α7R2でソニー純正のテザー撮影アプリケーション「RemoteCameraControl」でPCと繋いで撮影すると、そこで生成されるRAWファイルは、それ以外で取り込んだときのRAWファイルと、ファイルサイズが倍ほど違うのです。
具体的に言うと、RemoteCameraControlで取り込んだときのRAWファイルは85MB、SDカードなどに記録したときのファイルサイズは45MB程度。テザー撮影ではC1を使っていたのですが、その時も同様に45MB程度の画像になります。
この差はなんなのか?
単純に考えると圧縮率の差と推測されます。
調べる方法がないか?いろいろやってみたのですが、、、グラフィックコンバーターでファイル情報を見てみました。
左がRemoteCameraControlでの取り込み、右がSDカード記録です。
違うのは圧縮率という欄です。
これでアタリ! と思いましたが、この欄はどうもRAWファイル内に生成されているサムネイルJPEGの圧縮率ではないかと思います。理由は次の画面。
右はニコンD810のRAW情報です。
調べたところ、ニコンだけでなく、キヤノンもこの圧縮率は1:1になっています。ソニーだけが違うという感じですね。
それ以外も違う箇所がないか、調べました。
「Sony Image Height」という欄が違いますね。
これが何を意味するのか?
分かりません。
単純に純正のテザー撮影アプリケーションを使えば非圧縮RAWファイルで取り込める、と言うのが一番うれしいし、理解されやすい仕様でしょう。
この点はソニーの取説、webサイトでも明記されていません。
しかも、不可思議な点は、R2以外ではこの現象はないようです。つまりどんな取り込み方をしても同じファイルサイズになる。
さて、どんな結論になりますか??
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