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2015.04.26

「山口小夜子  未来を着る人」展へ

東京都現代美術館の「山口小夜子  未来を着る人」展へ行ってきました。

山口小夜子、と聞いてすぐ分かる人は年齢40歳以上か、ファッション、写真に興味のある人でしょうね。
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行ってみて驚いたのは意外に若い人が多いこと。
てっきりもっと年寄りばかりかと思っていた。20代くらいの女性が居るのにはちょっとビックリ。服飾系の学生だろうか?

山口小夜子さんと言えば、僕の世代では横須賀 功光さんとの資生堂のポスターです。貴重な色校の指示書とかも展示してあり、プロカメラマンならかなり興味深いでしょう。
展示では資生堂からの協力が相当あるようで、質量ともに充実した展示でした。その他、横須賀さんの撮影したハッセルのコンタクトシートの展示もあったり、横須賀さん以外の写真家の撮影した写真など、ホントに山口小夜子さんだけでよくここまで、と言うくらいに集めて展示してありました。

後期の方では舞踏に傾倒していき、寺山修司さんとのコラボ作品、そのビデオ作品も上映されていて、すべてを見ると半日はかかる内容です。

山口小夜子さんの写真で言えば、個人的にはスティーリー・ダンの「Aja」のジャケ写ですね。このジャケット写真と中で使われていた写真がなんと言っても最高。故藤井秀樹先生の撮影ですが、残念ながらこの展覧会には写真の展示はありませんでした。レコードのジャケットがひっそりと飾られていただけ。この写真は僕にとって好きな写真のベストにもなるくらい、本当に素晴らしい写真です。日本をここまでシンプルに表現した写真はこれまでも、そしてこれからもないでしょう。

広告分野のフォトグラファーはもちろん、これから写真を目指す若い人にもぜひ見ていただきたい展覧会でした。

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