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2015.01.13

GODOX V850 色補正

久しぶりにGodox V850の話です。

バッテリーの件は、未だに解決はしていません。トキスター扱いのバッテリーをヨドバシで買いましたが、どうもそれもダメな感じがしています。半年の保証期間中にどうするか?決める予定です。

年末のロケでしたが、新製品と言うことで先方の会社までロケでの撮影でした。普通のメーカーなので、会議室みたいなところでの撮影になります。アシスタントなしなので、一人で持って行ける機材と言うことで、このV850をサブのストロボとして持っていきました。メインは僕の軽いロケ用としているプロペット150WSの小型モノブロックです。カメラはLeafとCanon。モノは機械ものだったのですが、プロペットが1灯、途中で発光しなくなってしまい、サブで持っていったV850を多用しないとならなくなってしまいました。

そこで問題が、、、

今まで、それほどV850を商品撮影では使ってきませんでした。厳密に言うと、地方ロケや、飲食店のロケなどには使ってきましたが、都内での商品撮影ロケには使うことはそれほど多くありませんでした。
Img_4991
テストはこんな感じでやりました。

キューブを被写体にして、右からプロペット、左からV850をそれぞれ直で当てています。
両方の光量がほぼ同じになるように調整しています。
撮影はEOS7Dmk2でDPPにテザー撮影で取り込んでいます。DPP上でカーソルをそれぞれの面に当てて、表示される数値RGBを確認します。

以前から気になっていたのですが、色が違うんです。。。Img_1155
これが今まで使ってきたV850の色。
この状態でプロペットとの差が大きすぎて今回の再調整になったわけです。左側が若干のGに傾いています。と言うか、プロペットが若干M〜Bに振れているとも言えますが。ですが、プロペットに合わせていきます。

Img_1163

これがプロペットにV850を合わせていった状態。

やり方はこんな感じです。

Img_4990

左が今までで、右が今回の再調整。貼っているフィルターはフィルム時代に使っていたゼラチンフィルターです。これを短冊状に切ってデフューザーに貼ります。前のは025Mを貼っていました。今回はそれに05Mを足しました。

ちなみにですが、裸の状態のV850はどうかというと、、、

Img_1171

ここまでグリーンぽい光なんです。
ちなみにですが、これはカメラのホワイトバランス設定を太陽光マークで撮影して、そのままDPPで無調整で現像したものです。
つまり、プロペットがマゼンタぽいのではなく、V850が異常にグリーンぽい光なのです。

単独でV850だけを使っている分には、後で補正、またはカスタムホワイトバランスを取れば問題ないですが、今回、僕のように他のストロボと混ぜて使うとひどい目に遭います。例えば四角い商品を撮影するとき、このキューブみたいに右と左でライトが違っていたら、こういう結果になってしまいます。

Photoshopで数値表示させた画像もあるので、それもお見せしましょう。

150113_0001
これが今までの調整状態。

150113_0002

これが今日、再調整した状態。

150113_0003

これがV850の裸の状態です。


このV850ですが、今回のテストのように商品撮影では問題が出てくることがありますが、インテリアなど、壁バウンスで使うときには影響はほとんど無いと思います。というか、むしろ、グリーンぽい光は良いかも?というのは、昨今使われているLED電球や、室内ではまだまだ多い蛍光灯、どちらもグリーンに転部ことが多いライトです。そこで地明かりとそれを補うためのV850併用は、同じ傾向のグリーンぽい光なので相性は良いと想像しています。

V850は決して悪いストロボではありません。バッテリー問題でイメージ悪いですが、それさえクリアになれば、今回の色の問題はプロカメラマンなら簡単に解決できることです。
まあ、問題はバッテリーですね。。。。パンプロダクト様の方から単品売りしているので、それを買った方が無難だと思います。


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