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2014.01.10

助けて下さい、、

昨日は東京にも寒波が来て寒い日でした。夜には小雪もちらついていて、、
夜、撮影が終わった僕は、早めに仕事が終わったし、全然忙しくないし、行けるときは行っておこうと思ってフィットネスクラブへ行くことにしました。
銀座のコナミまで、うちの事務所からは歩いて行きます。途中、新橋駅の横、日テレのあたりの交差点で、車いすに乗っているおばあさんが一人でいるな、と思って、その横を通り過ぎようとしたところ、、、

「助けて下さい、、」とおばあさんが小声で言いました。

僕は、車いすでおばあさんが一人、この場所にいること自体、どうしたんだろう?と思ってたところなので、立ち止まっておばあさんに話しかけました。

「どうしたんですか?」

おばあさんが、「助けて下さい、お金を下さい。500円でも良いんです。」

僕はその展開にビックリして、、、でも、困っているのならお金を上げようと思って財布を出しました。

「千円で良い?」と僕。。。

おばあさんは頭を下げてそれを受け取りました。

その時に相当身なりが汚いことに気がつきました。

ひょっとしてこれは新手の物乞いなのか?でも、困っているのならそんな事はどうでも良いかもしれない。金額は千円で良かったんだろうか?もっと沢山上げた方が良かったんじゃないだろうか?
でも、道ばたにしゃがんで物乞いをしている人に、僕は未だかつて金銭を上げては来なかった、、
それなのにここでお金を上げるのはなぜ?
でも、こうやって困っている風だし、、、千円くらいなら良いだろう。
でも千円じゃ少ないのだろうか?
だって、毎日、お昼のランチに千円くらい使っているし、これから行こうと思っているフィットネスクラブは一回ごとの回数券でその値段は1回1600円だ。これから1600円使おうと思っている僕が、困っている人に千円しか上げないのはどうなんだろう?
じゃあ、2千円なのか?それとも5千円?いや1万円か?それは上げすぎじゃないか?
そもそもあの状況下でおばあさんがたった一人で車いすに乗っていると言うことは、それ自体が怪しんじゃないだろうか?いや、でも本当に困っていたのかもしれないし、、、

僕はどうするのが正解だったんだろうか?

銀座を歩きながらそんな事を考えていた。

たぶん、、、、あの場を見てみないふりをして通り過ぎればよかったのかもしれない。立ち止まらなければ、こんなことで悩まずに済んだし、ヘンな罪悪感も感じなかったろう。

家に戻って、食事をしながらその出来事を女房に話しました。

女房は似たような話の小説を読んだことがあると言いました。

話の発端は、道で「千円で良いので募金して欲しい」と募金を呼びかけられた主人公が、それに応じることになり、財布を取り出したら偶然にも千円札がなく手持ちのお金が1万円札だけだった。どうしようか悩む。まさかおつりを下さいとも言えないし、近くでくずしてくると言うのも、、

結局、主人公は1万円を募金してしまう。

その後、主人公は1万円を募金したことを後悔する。その募金は本当に慈善団体の募金だったのだろうか?
後日、その団体を調べることに。

結局、その団体はウソの団体で、募金というのもウソだったと判明する。。。

というあらすじだそうだ。

僕の件とは経緯は違うけど、根底に流れているものは同じなんだろう。

人を助けたいと思う気持ちは誰しも、大なり小なりあると思う。

その大小は金額という絶対的な尺度で測られるのかもしれない。その人が本当に困っているのなら1万円をその人にあげても良いと僕は思う。、、、でも、それがウソだったらガッカリするし、頭にもくるだろうし、人を信じられなくもなるだろう。
自分が身を削って稼いだお金だ。それをウソをついてかすめ取るという、その根性も嫌いだし、それに引っかかった自分も嫌になる。
ただ、、、僕の場合、そのおばあさんがウソなのか、本当なのか?それは分からない。

どうしたらよかったのだろう?

ヘッドフォンをして、他人には関わり合わないようにして、早足で歩いて行くことが、都会では悩まずに生きていく方法なのかもしれない。
chaos

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コメント

伏見さんのブログにも同じと思われるおばあさんの話が出てましたね。
http://mashtokyo.exblog.jp/21862339/

見た感じでは僕が遭遇したおばあさんと同じ人のように見えます。車いすに乗っている点とかの設定も。
たぶん、こういうことなんでしょうね。。。

ま、それはそれで、、、

でも、こういうことがあると、次からは車いすに乗っている人が困っている様子だったとしても、警戒心を持ってしまうと言う、社会全体に対してマイナスなことになると思うんですけどね。
だから、怪しいところには寄付も募金もしたくなくなるみたいな。

投稿: tats | 2014.01.18 10:11

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