iPadと写真の関係
昨日のロケですが、某自動車メーカーのタイアップ撮影。
タイアップというのは広告に限りなく近いけど、その媒体独自の体裁を取るものを言います。
僕の仕事はこのタイアップという撮影が多いです。
もともと広告分野の撮影をやっていたので、広告に近いタイアップになんの抵抗もなく出来たからでしょう。雑誌だけしかやってこなかったカメラマンだと、このタイアップに向いていない人も多いのです。広告と雑誌は根本的に違いますから。
この日のタイアップはクルマの配車の都合、被写体になる人の都合も合って、2社が時間割を決めて撮影と言う段取りでした。午前中は僕で、午後からは違うメディアのチームが撮影に入りました。
時間が短いので、どちらも早めのスタンバイをしていて、隙があれば出来る撮影をやるのはお互い様です。
と言うこともあって、僕と、他のカメラマンが同じ現場に立つことになりました。
先に僕の撮影、後から別のカメラマンの撮影。お互い、その撮影を見られます。
僕は先日のコマフォトの掲載にもあったように、iPadminiRetinaと、6D、70DをEOSRemoteで繋いでクライアント、この日は自動車メーカーの広報担当者ですが、に確認のため見せていました。
次に、別メディアのカメラマンの様子を見ていたら、やっぱり同じように、iPadminiで画像を見せていました。たぶん、Eye-Fiを使っていたのだと思いますが。カメラは5Dmk3で、カメラ単体だったので、画像を飛ばすソリューションとしてはEye-Fiみたいなカードを使っていたと推測しました。
やっぱりもうこの手法は撮影現場では当たり前になってきたんだな〜と、感慨深い思いでした。
僕が進んでいるわけでもないという話は以前書きましたが、この手のジャンルをやっているカメラマンにとっては、もう当たり前なんですね。こういう現場でPC接続は無理ですし。
那和さんのブログにも面白いことが。。
iPadでPhotoshopはやらないと僕も思います。が、Lightroomあたりがリンクしてくれれば、かなり面白くなりそうです。この要望は以前から有ったし、たぶん、Adobeは遅かれ速かれこの機能を入れてくるでしょう。
他の現像ソフトではこの機能は出来ません。たぶん。
たぶん、スマートプレビューを使わないと、この機能は無理だと思っています。
スマートプレビューが出来るのはAdobeだけです。なぜなら、プレビューデータはDNGファイルですから。他社の場合、軽いJPEGを作ったりしますが、これでは調整に限界があります。AdobeだけがDNGでプレビューを作れるのです。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
アドホックで5dmk3+Eye-FiとiPadだと接続が結構すぐ切れます。6D+EosRemoteとiPadの組み合せのが安定してる気がします。両方試してみての私感ですが。
ipadでLightroomが動いたら機動性バツグンですよね、raw現像のデモ映像は去年の5月に出てるので早く実用化なればいいなと思います。
投稿: dasao | 2014.01.18 22:09
dasaoさん、ありがとうございます。
たぶん、皆さん、たいていはアイファイあたりから初めてみて、試行錯誤してるんだと思います。僕もまさにそうでした。アイファイはカメラを選ばないという点は良いんですが、いかんせん良いときと悪いときがありすぎる。仕事では安定して使えるものでないとつらいですよね。
6Dはこのソリューションがあるだけでも、買いのカメラだと思います。
LightroomをiPadで操作している動画は去年のものでしたね。削除されたというLightroom for Mobileはたぶん近いうちに出るんじゃないでしょうか?意図的なリークなのか、、、Adobeはそんな事しないかな?笑
投稿: tats | 2014.01.20 18:37