キヤノンのレンズが付けられない!
店舗の内観用に使うEF16-35mm/2.8Lが、突然、ボディに付かなくなりました。
マウントに入れてバヨネットを回転させてレンズを固定するところですが、マウントに入るものの、回転が出来ません。
6Dにどうやっても付かず、、持っていった7Dに付けてみましたが、それも同じ症状。これはレンズのマウントの問題だと判断しました。
取材系のロケでは飲食店の撮影だったのですが、開店前の30分くらいですべての撮影をしなければならないので、現場でレンズが付かないと、かなり焦ることになります。この時はEF24-105mmを持っていったので、広角の24ミリで内観を撮影。それほど狭い店舗では無かったで、24ミリでもまあ、ダメではない感じ。もちろん、妥協ですけど。
撮影後、そう言えば、以前も同じようなトラブルがあったことを思い出しました。
その時は、別のレンズで、ボディからレンズを外すときに行き過ぎて反対側にまでレンズが回転してしまうと言うトラブルでした。
普通は、レンズを外す際、外れる位置まで来ればそこで止まります。それは、マウントの中にストッパーがあって、それで止まる仕組みになっています。
以前のトラブルでは、そのストッパー、レンズマウントにあるのですが、そのネジが外れて無くなっていたためでした。
この事を思い出して、ひょっとして、そのマウントにあるネジがゆるんでいるのではないか?と推測しました。
ロケにそのネジを回すような極小のドライバーなんて持っているわけ有りません。
飲食店だったので、爪楊枝をお借りして、それでネジを締めてみました。ネジは明らかにゆるんでいたのです。
推測は大当たり。
このネジのせいで、マウントに入るものの回転がしないトラブルになっていたのです。
結局、その頃にはすでに撤収だったので、撮り直すこともなく終了。
事務所に戻ってから、精密ドライバーでネジは締めておきました。
古い機材、移動の多い機材は、振動などでこの部分がゆるむことがあります。そして、それに気がつくのはたいてい、撮影の時です。ロケでレンズが付かない、、、これほど焦ることはないでしょう。ましてや広角レンズなんて、予備を持っていくこともないですから、現場でのリカバリーは困難です。
いろいろな経験をしていくのはキャリアのあるカメラマンならではです。結果的に歳を取っていけば失敗のない、少ないカメラマンになっていきます。
年寄りカメラマンはいやがられますが、そんなところに価値を見いだしてくれると良いのですけどね。
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