現像ソフトの優劣
伏見さんのブログネタですが、現像ソフトの優劣について僕の考え。
僕はCaptureOneとLightroomの解説を書いているので、たぶん、普通の人よりはその二つのことには多少知っていると思います。
よく、どちらが良いんですか?って聞かれますが、、、どちらも良いし、どちらも完璧ではない。それが答えですね。
良いとは何か?これは良い写真とは何か?に通じるのかもしれない問いかけです。
誰にとって良いのか?何にとって良いのか?
人によって基準が曖昧、しかもバラバラ。。それでは良い悪いなんて論じるのは無理でしょう。
現像ソフトに付いて最近感じるのは、もう宗教になっている感じ。
自分の使っているソフトが一番良いと信じている。それ以外は受け付けないし、こっちの方が良いよ、って言っても、そんな事はこのソフトだって出来る!って言い張って聞く耳を持たない。
そもそも、現像ソフトの比較は難しいのです。僕の考えは基本的にデフォルトで比較するのが良いと思っていますが、それさえも異論を唱える人は多いでしょう。
ただ、デフォルト以外での比較は無理というか、意味が無いと言うべきか。だって、かなりの範囲内でどうにでもなりますからね。
ここで問題になるのは、デフォルトの設定ですね。
ぱっと見が良いように、素人好みにしておくのも手法としてはありだし、むしろ正解かもしれません。また、Adobeのように、カメラプロファイル、ピクチャースタイル系を自社のスタンダードにするとか、政治的なやり方もあります。
個人的に思うのは、AdobeはここでAdobeのスタンダードをデフォルトにしている点が、多くの場合、マイナスになっている気がしてます。Adobe系の現像が気に入らないという人は、ここでしょうね。
デフォルトでの比較という面でも、このように難しい問題があるので、結局は比較が出来ないというのが正解かも。
でも、比較したいですよね。僕もそうですが。
個人的にはデフォルトでそこそこに出るのが最も良いソフトだと思っています。特にプロカメラマンは。1点にそんなに手間暇掛けていられないですからね。
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