「操上和美 時のポートレイト」東京都写真美術館へ
東京都写真美術館へ「操上和美 時のポートレイト」写真展に行きました。
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ここの展示にしては珍しく、ワンフロアほぼ仕切り無しの状態で、壁面に整然と並べている展示。だだっ広い会場だなと、改めて感じました。
プライベートで撮ってきたモノクロ作品での展示です。
感想だけ書き留めておきますが。
僕はあまり好きな作品、写真ではなかった。操上さんと言えば、僕たちの業界では神様です。誰もその写真に異論を唱える人は居ません。数々の広告作品は、それはそれは素晴らしいものばかりです。
それも承知していますが、、、
僕だけの感想だと思いますが、なんとなくインスタグラムなどの写真アプリの写真との違いを、思わずには居られませんでした。
インスタグラムなどの写真アプリに限らず、数々のEffectを掛けられる写真のアプリケーションが存在しています。誰でも、ホント、ワンクリックで粒子を荒らして、周辺落として、、、何となく作品チックにしてしまうことは簡単にできてしまう時代になっています。
もちろん、展示の写真がそれと同じとは言いません。が、同じようなテイストには誰でも出来る時代になっていると言うことです。
かつては、荒れた写真、コントラストの付けた写真が表現の1つとして確立していましたが、このデジタル写真の時代となっては、それでフォトグラファーのアイデンティティとはなりません。
操上さんをまったく知らない、若い世代の、スマホやPCで写真を加工するのが当たり前の若い人がこの写真展を見たらどう思うのだろうか?どう感じるのだろうか?
僕はそこに興味がありました。
表面的な見方でしかないと思いますが。
この感想は、実は、先日までやはり写真美術館で展示していた田村さんの写真にも感じたものでした。
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コメント
ご無沙汰しております、以前福岡でセミナーがあった際に参加させていただいたものです、先日この写真展をみてほぼ同じような感想を持ちまして、まんなかのいすのこしかけて、しばしぼーっとしてみたのですが…ぼくだけそうおもうのかな〜とおもっていたところなので安心(笑)いたしました。若くはありませんけれど。ブログが復活されていてうれしく、コメントさせていただきました!
投稿: ネコスタ | 2012.10.15 11:38
ネコスタさん、ありがとうございました。
福岡の電塾でしたか?懐かしいですね。その節はお世話になりました。
写真展で同じ感想をお持ちになったのは、共感できて僕もうれしいです。ただ、世間的にはマイナーかもしれませんね。あそこまで大規模にあの写真展をやる必要があると、多くの人の判断の上での写真展でしょうから。操上さんはまだまだ現役バリバリなんですから、東京都写真美術館のようなところでなく、違った場所での写真展でも良かったんじゃないかなと、思います。会場がもっと小さければ、もっと違った印象になったはず。
投稿: tats | 2012.10.16 19:37