映画「ハート・ロッカー」
先日の日曜日、カメラのテストと原稿書きで一日つぶれてしまいました。夜には終わったので、このまま日曜日が終わってしまい、また明日から仕事が始まるのかと思うと、メリハリのない一週間になってしまうと思って、映画に行くことに。
見たのはハート・ロッカー。
今年度のアカデミー賞作品賞、監督賞の受賞作です。調べるとそれも含めて6部門制覇。すごいです。アバターと比較されますが、、、元夫婦というのも皮肉なタイミング。
この先はネタバレしますので読む人は注意!
イラクに駐留しているアメリカ軍の話ですが、その中でももっとも危険な爆弾処理班の話です。
カメラワークとか、ストーリーはドキュメンタリー風。ストーリーは無いと言っても良いかもしれません。淡々と爆弾処理班を追いかけている感じ。
ただ、その緊張感、現場感が何とも言えず、、、イヤな映画と思う人も多いでしょうね。ハッキリ言って休日に見たい映画ではないです。デートでもやめておいた方が良いでしょう。一人で雨の日にとか行くのが似合っている感じ。
本当に救いのない、、、全編そんな感じが漂っています。そりゃアメリカがイラクに進攻したのが悪いと言えばそうでしょう。でも、イラクがあのままで良いのかどうか?アメリカがイラク攻撃していなかったらどうなったのか?世界は平和だったのか?
そんな事を悔やんでも、現実は、毎日のように自爆テロで死者が出ている国がこの世界にあるという事実。そこに送り込まれる兵士はただただ毎日、死の恐怖を味わっているわけです。
キャスリン・ビグローがアカデミー賞を受賞した時のスピーチに、「イラクで戦っている兵士にこの映画を捧げたい。」と言ったとか、で、イラクの人たちには何もナシか?という論評もありましたが、、何が悪いのか?アメリカが悪いのか?イラクか?ならばどうしたらいいのか?
単にイラクから引き揚げると言うことで解決する程、簡単な話ではないでしょう。
それに引き替え、日本は平和だとよく言われます。沖縄の基地問題も、この映画の延長にあります。たんに日本から米軍の基地が無くなればいい、という簡単な話ではないでしょう。ならばどうしたらいいのか?みんなが満足するような答えはありませんね。
このスレッドは荒れそうなのでコメントなしとさせて頂きます。
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