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2010.01.31

iPadについての感想

そろそろいろいろな意味でiPadの意見も落ち着いてきたようなので、僕なりのまとめを、、、

ツイッターでもつぶやいていますが、すこしネガティブな感想を持っています。自分で「なぜなんだろう?」と気持ちを整理してみたのですが、、、、
僕の今の仕事、それを基盤にした生活に関わってくると感じたからではないかと思いました。今更書くまでもなく僕の仕事はカメラマンです。今、カメラマンという商売は厳しくなりつつあるというのが自他共に認めるところなのですが、このiPadはそれを更に押し進めそうな、そんな予感をさせたのではないか?
すぐにどうのこうのと言う話ではないですが、雑誌、書籍はいずれは電子化の流れに入るでしょう。すでにDTP化されている原稿ですから、やる気になればすぐにでもなるし。別にiPadが出なくてもkindleなり、また別の国内メーカーでも製品化されるでしょう。
僕の中に変化に対応出来ない、対応したくないと言う気持ちがあります。個人的な話ですが、フリーになったのはバブル崩壊の数年後、、、フリーになった挨拶の時に多くの人から「今が底だから、がんばって」と言われてはや15年近く・・・・その間、写真の方はデジタル化の波があり、取り残されないようにと多くのカメラマンは必死に勉強会などに通ったものです。僕もそうでしたし、多くの同世代のカメラマンがそうやって今の生活を築いてきました。ようやくデジタル化も終了したと思ったらこんどはまた違う不況の波、そして多くの雑誌が休廃刊になり、出版社も吸収合併の波。。。東京に数千人のカメラマンがいるそうですが、その受け皿は雑誌であり多く出版社があったからです。僕も雑誌の仕事がかなりの比率になっています。
その雑誌、出版に大きく関わってきそうなのがiPadであり、電子出版です。
新しいメディアに対応するのも、新しいソフトを使いこなすのも、新しいデジカメをテストするのも、ほんとうに大変なことなのです。
マスコミの「これに乗り遅れたら次の時代に生き残れないよ!」という脅しも聞き飽きました。
僕が現役の続けられるのもあと10年くらいでしょう。もういい加減、気楽に生きていきたい、、

とそんな気持ちがあったと思いました。

音楽プレーヤーのiPodが出た時も誰よりも早く買いました。当時、MDプレーヤー、ポータブルCDプレーヤーがまだ主流だった時代です。休みの日にしこしこと持っているCDをマックに読み込ませたものです。iPodは新しい機種が出る度に買いました。今も4台のiPodを持っています。Touch、MacBookAirが出た時も発表時に予約して買いました。
そこまでのアップル好きの僕が、今度のiPadはどうも、、、、
あれがMacOSが乗ったタブレットPCだったら話は別だったでしょう。多くのMac好きはそれを望んでいたはずです。

まあ、、、なんだかんだ言っても、出て、実際に触ってみれば買ってしまうかもしれません。

iPadの課題はコンテンツだけです。初期のiPhoneがそうでしたが、機械だけ出てもそれほどのインパクトは有りませんでした。Touchで十分と言われていたものです。

iPadはiPodのように手持ちのCDを入れて、みたいなコンテンツの楽しみが当初は無理でしょう。ただ、写真家、カメラマンは手持ちのコンテンツ(写真)がふんだんにあるのですぐにiPadを利用できます。
電子出版はすぐには無理でしょうけど、簡単な写真集程度の配信はすぐにでも可能なはずです。

これをビジネスチャンスととらえるか?今の仕事の危機ととらえるか?

僕がカメラマンでない仕事か普通のサラリーマンだったら、これは面白いと飛びつくでしょう。

カメラマン、写真家に明るい未来はあるのか?雑誌、出版業界に明るい未来はあるのか?それを考えると諸手を挙げて万歳とは叫べない。

ただ、大きな変革が間違いなく来る。それが今年なのか、10年後なのかは分かりませんが。

日本の出版業団体が、iPadに乗ってくるかどうか?日本のことだから、独自企画とかを提唱しそうな気もする。
ああ〜〜音楽だけ聴けるiPodの発売の時は見たこともない未来にドキドキしたものだけど、、、今は見たこともない未来が不安です。苦笑

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