モニターを買いました。
NECのMultiSync LCD2690WUXiです。
型番だけ聞いて「お〜!」と思った人はモニターマニア。(笑)
このモニターに関しては以下のHPを参考に購入いたしました。
価格ドットコム
miyahan.com | WUXGA高解像度ワイド液晶ディスプレイ選び
購入動機ですが、、
僕の今のメインモニターはこの業界では知らない人はいないEIZOのカラーエッジ「CGシリーズ」です。
これのCG18とCG19を二台並べてデュアルモニターにしています。
現状、それほど不満はないのですが、、、、すでに使い始めて早4,5年、次のモニターをどうするか?ぼちぼち考え始めています。液晶モニターの寿命は8年くらいと言われています。まだまだ使えますが、いずれ寿命を迎えるでしょう。早めの交換をして、現行機はサブモニターにでもして、万が一の故障時に備えておく方が賢明です。それと昨今のアプリケーションはワイド画面を前提としているGUIになっているため、小型を2台並べたデュアルモニターではかえって使いにくいのです。
時代的にも大型ワイド液晶で広色域を再現できるモニター、しかもハードウェア・キャリブレーション可能なモニターが去年くらいから各メーカーで発売されてきたと言う背景があります。しかも、実売価格10〜20万です。ほんの数年前、これを同じスペックのモニターを買おうと思ったら60万、70万でしたから、技術革新って恐ろしいものです。
そこで、ぼちぼち大きいモニターにしてみたいな〜と思ってしまった僕なのですが、、、根っからのEIZOファン。EIZOからはCGシリーズで24インチのモニターが昨年発売されました。EIZO ColorEdge CG241Wですが、値段的にも申し分なし。。。引っかかったのが使用している液晶のVAパネルという点です。この液晶の形式の差、それについて詳しくはmiyahanさんのHPを見て下さい。
そこで浮気をしてしまいました。(笑)
NECのモニターMultiSync LCD2690WUXiです。
これは液晶パネルとして定評のあるIPS液晶。やはり、VA液晶に抵抗が、、最後までそこが引っかかり、NECに浮気をしてしまいました。
MultiSync LCD2690WUXiは値段もそこそこ。25.5インチというデスクトップに置くには、最大とも言えるサイズ、別売りのソフトが必要ながらもハードウェア・キャリブレーション可能と、必要十分です。
先週、バタバタしている中、商品は届きました。
箱が大きいとか、本体が分厚いとか、、いろいろありますが、そんなのどうでも良いこと。問題はちゃんと表示できるかどうか?
昼間PIEに行ってきてから事務所に戻って撮影、そしてその後にセッティング作業を始めました。
問題のモニター調整です。
広色域モニターをハードウェア・キャリブレーションするには廉価なフィルター式キャリブレーターでは本来の性能を発揮できないのではないか?と僕は推測しています。そんなことで分光式のアイワンもついでに購入。専用ソフトも買わないと、、NECは別売りなんですね。すべてで総額30万以上の出費です。
机の上に置いたモニターはでかくて快適そう、、
しかし、喜んだのもつかの間。
ハードウェア・キャリブレーションをしようとしたら、i1 proを認識しません。どうやってもダメ。仕事もしなくてはいけないのでi1の添付ソフト「i1 Match」でソフトウェア・キャリブレーションで暫定的にやるかと思ったのですが、それも認識せず。。。
30万かけて結果がこれか・・・と激しく落胆しました。
この日はこれ段階で夜の11時過ぎになったので終了。
翌日の土曜日、溜まっている仕事もあるし、モニターも何とかしないと、、来週からは忙しくなるのでそれまでには体制を整えておかないと。。。と事務所へセッティングに向かいます。
いろいろ調べた中で、どうもハードウェア・キャリブレーションするためのソフトが何かに引っかかっているのではないかと推測しました。というのは、NECの専用ソフト「SpectraNavi」の取説に「他社のモニターキャリプレーションソフトは削除して下さい」との一文が。
僕のメイン機はCGで有るわけで、当然、EIZOの専用ソフト「ColorNavigator」が入っています。当初の予定ではLCD2690WUXiをメインモニターにしてCG19をサブモニターにする予定でした。どちらのモニターもハードウェア・キャリブレーションして。。。モニターを換えた時は色や明るさの変化にとまどうものです。ですから、今までのメイン機をサブにして、画像をどっちにでも表示できるようにしておけば、不安はなくなると言うのが、僕のもくろみでした。
CGは外せない、、、どうしたものか??と悩みました。
その間、取り込みようのMac G5にLCD2690WUXiを接続テスト。このG5はアップルのシネマディスプレイを繋いでいるので、EIZOの専用ソフトは入っていません。
G5でハードウェア・キャリブレーション後、画像の確認をしてみると、どうも青く感じます。青緑がかっているというか、、、ニュートラルグレーがCGだとわずかに暖かみのある感じのグレーに見えるのに、LCD2690WUXiは冷たい感じ。もちろん、同じ目標値でi1Proを使用して、ハードウェア・キャリブレーションを取っています。
実を言うとこのくらいの差は出るのは、分かっていました。と言うか、2台のモニターを並べて同じグレーに見えるように調整するのは、、、、非常に困難です。同じメーカー、同じ型番のもの、2台をハードウェア・キャリブレーションしても、人間は違いを感じます。ましてや違うメーカーのモニター2台では同じに見えるはずがない。

CGとの併用は無理、更に色の差もある、、
結論は、、、元に戻すことでした。
これまで通り、2台のColorEdge CGで最終的な画像調整をする。新たに買ったNEC LCD2690WUXiはスタジオで撮影取り込み専用モニターにする、と。
今まで取り込み用で使っていたアップルの23インチは、アシスタント専用にしました。
う〜ん、僕が使っているのが19インチでアシスタントは23インチって??
今回の一件で、やはりEIZOのモニターでないと、と言う気持ちが更に増しました。
ハードウェア・キャリブレーション可能なのですが、NECのソフトの出来は決して良くありません。EIZOに比べると時間がかかりすぎ・・・設定もイマイチな感じです。
でも、二社を比較しての話で、NECだけ見ていれば「こんなものか」で済む問題です。
かといってEIZOのCGで普及価格帯ではVAパネルしかないし、、、やはり、無理をしてでもColorEdge CG211にするべきだったと、後悔しています。
それと、今後、ハードウェア・キャリブレーション可能なモニターを使う人が多くなると思いますが、違うメーカーでの併用に問題が発生しそうです。僕の場合、MacProでレパード、EIZOのColorEdgeとNECのLCD2690WUXiと、たぶん、メーカーでも検証しきれない組み合わせになっていると思われます。Leopardの対応ですら、まだまだのメーカーが多いのですから、仕方ない部分はありますね。
追加として、、、広色域モニターを検討している人も多いと思いますが、どうも、色の見え方がsRGB対応の既存のモニターと比べて、違和感を感じる見えになるような気がします。これは今回買ってみてそう思っただけで、すべてのケースでそうなるかどうかは分かりません。
いったんそう感じると、もう怖くて仕事で使っていく気になれない、、それが今回の教訓です。
もし使うのなら、スタンドアローンで使った方が、精神的に安心できます。2台並べて比べるみたいなことは、やるだけ不幸になると思いますね。
そう言うことを考えると、「色って何?」と深みにはまり込むことになります。自分のモニターを信じられなくなる。。。これを絶対に避けなければ。。。
そんな意味でも、モニターの選定はくれぐれも慎重に。。。>って自分に言っているようなものですが。
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