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2006.03.08

デジタルバブル

昨日のブログでPhase Oneを載せたこともあって、今日お会いした何人かの方から「買ったの??」というお言葉をいただいた。
買いました。(^_^) エ〜、買いましたとも。

ま、いつかは買うと思っていましたが、、、。
デジタル撮影をやるようになって、というか、その前から思っていたのは「あんな35で仕事が出来るか!」という思い。そもそも、ほとんどの僕の仕事が中判以上の大きさのフィルムで撮影してたので、35の機材も間に合わせ的なものしか持っていなかったし、「35で、」と言ってくる仕事はそれほどギャラも良くないしで、35の仕事は僕にとってはオマケ的なものだった。
だから、35のカメラで仕事するのは、ものすごく抵抗があった。
たぶん、多くの広告系のカメラマンは今でもそんな思いの人が多いと思う。
ここ数年、デジタル撮影が当たり前になってきて、使いやすい35のデジカメが出てきたけど、やっぱり「なんか違うんだよね」という感じは常に持っていた。
バックタイプのデジタルカメラは35Bodyのデジタルカメラのステップアップとしては当然考えられるもので、その障害になっているのは「お値段」だと思う。
35Bodyのデジタルカメラは高いものでも80万程度。バックタイプは安いものでもその倍くらいはする。
誰しも考えるのは「いったいどのくらいで元が取れるのか?」という点だろう。

さて、別の側面からバックタイプを見てみると。。。
誰もが買うのを二の足を踏んでいると言うことで、持っていると言うことで他のカメラマンと差別化が図れて仕事が来るという点もあり得る。
現実的に、数年前、デジタル撮影が出来ると言うことだけで、仕事が来ていた時期があった。まだ、他のカメラマンが持っていない時、だから出来るカメラマンに仕事が流れるのは当然なこと。その時の仕事の流れは「出来る」か「出来ないか」だけの差で仕事の流れが変わった。つまり、極端に言うと写真の腕とか他の要素は二の次だった。
僕はこの現象を「デジタルバブル」と呼んでいる。
もちろん、腕が悪いわけではない。というか、多くのカメラマンの場合、超一流を除けば腕の差はわずかだと思っている。長年、この業界でやってきたカメラマンなら、ほとんどは一定レベルには達しているはず。
そんな中で他人から仕事を奪うには、デジタル撮影が出来るというのは格好の差別化になった。不景気という時代にもピッタリだったわけ。
かくいう僕も、そのバブル組だと言われればその通りかもしれない。
デジタル撮影が出来るから、、という理由だけでいくつもの仕事をいただいた。

年数がたって、駆け出しのカメラマンもフルサイズデジタルカメラを持つようになった今、「出来る」だけではアドバンテージにはならなくなっている。
次は?
少しでも他の同業者から差別化を図りたいカメラマンは、次を常に考えている。
ある人は合成技術なのかもしれない。ある人は更に高画素のバックタイプを買うことなのかもしれない。あるいは、デジタルだとかそんなもの以前の写真を撮る技術を磨くことかもしれない。
僕にとっての「次」がPhase Oneなのか?と言われるとちょっと違うかな。本来の姿に戻った、という感じかな。

デジタルバブルもたぶんここ数年で終わるはず。次の時代はもっと写真本来の姿で勝負する時代になって欲しいと思う。

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