
この日のロケはスバルレガシーのムックでのグラビア撮影。
デジタルでモデルと車をからめての撮影だ。
この日に新兵器を投入した。この写真の三脚の足に固定してあるのがまず一点。
右の写真は引きの絵。発電機を炊いて日中ストロボを使っての撮影。

スタッフで画像を確認しているところ。
画像を映しているのは液晶のテレビ。電池駆動できる防水型なので、こういう外ロケにはうってつけ。

撮影の場合、クライアント、デザイナー、編集などのスタッフと、「どういう写真を撮るのか?」または「撮っているのか?」のコンセンサスが得られないと仕事として成り立たない。フィルムの撮影時代はポラロイドを撮って見せて、と言うスタイルが普通だったが、デジタル撮影ではいくつかやり方がある。
1)カメラの裏の液晶で見せる。
2)プリンターを持参して即プリントアウト。
3)パソコン接続、もしくはパソコンにデータコピーして画面に表示させる。
4)カメラのビデオ出力端子から外部モニターに映す。
たぶん、この4つの方法になるはず。
1の方法では、カメラ裏の液晶はほとんどの35みり一眼レフタイプのデジカメは2inchくらいの液晶で大きくないし、視野角も狭い、晴天の外では周りが明るすぎて見えにくいなど、カメラマン一人で見るくらいなら仕方がないけど、大勢のスタッフで確認するにはあまりにプア!
2の方法も悪くはない。が、僕も以前、バッテリー駆動の小型プリンターを外ロケに持って行ったことがあるが、カメラからメモリーカードを抜き出して、プリンターにさしてプリントアウト、プリント時間も数分は、あまりに手間が掛かり、その時間も無駄。また、条件の悪い現場でメモリーカードを抜き差しは、僕はすべきではないと考えている。
3の方法は、僕のスタンダードなやり方だ。Macの中でもタフなiBookを選んでいるのもそのため。多少条件が悪い現場でもカメラバックの上にiBookを置いてカメラと直結して画像を見ながら撮影は、自分のスタジオで日々やっているやり方とまったく同じ気分で仕事が出来る。ただ、条件の悪い現場、たとえば砂浜などではパソコンを出したくないし、それと、ケーブル接続されているので、動きに制限が出る。
そこで4の方法になるんだけど、これもテレビとカメラがAVケーブル接続なので動きに制限が出る。それを何とかしようと思ったのが、最初の写真のビデオトランスミッター。モニターは防水型の液晶テレビを用意すれば雨の外ロケでも気にすることなく使える。テレビで普通にチャンネル選択をビデオトランスミッターのチャンネルにすればカメラの撮影画像がそのまま写るというわけだ。しかも、無線なので、スタッフは数メートル離れた場所から撮影画像をチェックできる。携帯できる液晶テレビという性格上、屋外の晴天時でも画面は見ることが出来る。
さらに素晴らしいのは、基本的にテレビにとばせる画像は、カメラの裏の液晶と同じ画像なので、カメラの設定で「撮影後プレビュー」としておけばシャッターを切るごとにリアルタイムに撮影画像のチェックが出来るわけだ。僕は撮ることに専念して、後ろの方で他のスタッフがモデルの表情などをチェックしていれば、OKかどうか?判断は速い。
この日、トランスミッターと液晶テレビの両方を購入して初めての外ロケだった。電波でとばしているので、うまくチャンネルを拾えないという時もあったが、おおむねスタッフのウケは良かった。電波の到達距離は公称では5mと書いてあるので、実際にはカメラマンのすぐ後ろくらいにスタッフが居る時が多いので、それで十分だろう。
難点としては外部出力にしていると、カメラの裏の液晶には何も映らないと言うこと。スタッフに写真を見せたいのに、自分の手に持っているカメラには何も写らないので、テレビを見ながらでは操作がしにくいのだ。それと、出力できる画像が荒いという点。裏の液晶に必要な画素しかないので、大型のテレビになるほど、ジャギーの目立つ荒い画像になってしまう。また、階調表現が当然違うので、色が変だとか、明るさが違うと言うことでクライアントが不安に思うこともあるだろう。
実を言うと、携帯をテレビ付きに買い換えたのは、このやり方が携帯のテレビでも出来るというのを思いついたから。たとえば一人で行く雑誌のロケなどで機材を少しでも少なくしたい時など、液晶とはいえ、テレビを持って行くのはつらい。携帯電話内蔵のテレビならカメラ裏の液晶と同じくらいの大きさながら、持って行くのに邪魔と言うことはない。カメラマンは撮影に専念して、近くの編集者は携帯の画面でそれをチェックと言うことが簡単に出来てしまうのだ。
こういうのを思いついたのは、個人的にカメラの裏の液晶を大勢で見るというあの光景が、僕にはオシャレとは思えないからだ。あんな小さい画像をよってたかって見るのは、、、カッコ悪い。撮影現場はスマートにしたいよね。
このテレビを使う方法は今に始まったことではないし、僕が考えたものでもない。ただ、トランスミッターを使って無線で、というのは僕のオリジナル。たぶんそのうち多くのカメラマンがやるようになると思うけど、tatsphoto styleとでも呼んで下さい。(笑)

モデルのサリー。まだ新人だけど、スッゴク良い子。車の撮影って、状況の悪い外で長時間いなければならないなど、つらい現場なんだけど、イヤな顔一つせずに夜まで付き合ってくれた。ちなみに今年のGTのレースクィーンもやっている。
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