モーターショーに行ってきた。
幕張のモーターショーに行ってきた。今年は商用車のショーなので、イマイチ地味だろうと思いつつ・・
ちなみにこのショーの公式ガイドブックの撮影もやっているので、興味のある方は買って下さい。
もうショーも始まったので、この画像も解禁します。
ちなみにこの本の撮影はすでに今年で4回目位の撮影ですが、去年まではほとんどフィルムで撮影していました。今年から僕の撮影に関してはデジタルになりました。
出来上がりは見ての通り、、、80点位という感じでしょうか?同じ本の中で、別のカメラマンが撮っている分があるのですが、それの上がりがちょっと??なのが気になります。デジタルが出来るカメラマンでもスキルの差があるというのが正直なところでしょう。
多くのカメラマンが「デジタルになって手が掛かって困る・・・」という発言をしていますが、これはひっくり返すとフィルムの時はなんの手も掛けていなかったという事になります。良くあるのが、編プロからの仕事でフィルムをその日に支給されて、撮影後、フィルムを編集に預けて現像上がりも見ないというフローです。かくいう僕もそうやっていました。広告などの仕事では考えられない「無責任」なやり方です。ですが、この手の雑誌の仕事の特性上(ギャラが安い、時間がない、、、)カメラマンも編集も仕方ないと思いつつそうやってきました。カメラマンはすごく楽ですよね。撮りっぱなしで良いんですから。
このやり方だと確かにカメラマンの手離れが良いのです。
同じ事をデジタル撮影になってやろうとすると、最初の例に挙げた、印刷上がりでの差になります。
カメラで撮ったままのデータは、どうしても、まだまだ印刷に向いているというデータにはなりません。もちろん、設定を自分なりに変えていけば、撮影時から印刷向きのデータを作る事が可能になります。ですが、条件がコロコロ変わる雑誌のロケなどにはとうてい無理でしょう。
僕は基本的に撮ったままのデータで納品しないというのは、やはり少しでも印刷上がりを良くしたいという気持ちがあります。持ち帰ってちゃんと調整されているモニターで条件が整っている環境光の元、落ち着いて画像を確認してから納品する。当たり前の事をやるという事が重要だと思っています。
すこしでも良いものを作ろうとするとそのしわ寄せは必ずどこかに来ます。
今のところ、がんばって手間の掛かる事をやっているカメラマンも多いですが、それが報われるような未来が来る事を僕も切に祈っています。
全然モーターショーと関係ない事を書いてしまいました。(^^ショーの事は違う時に書きます。
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